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- カリブ海出身インド系ニューヨーカー
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2009.12.31 Thursday
1月に、ニューヨーク市内のジャマイカという地区で行われる「西インド・エキスポ」のフライヤ−。「西インド諸島」とは、ジャマイカを始めとするカリブ海諸島。なのに、このフライヤーの人たち、サリーとか着てます。わけわからんですね。
これ、コロンブスの失敗が後世に残した混乱。コロンブスはカリブ海諸島に辿り着き、そこをインドと勘違い。後年、インドは東にあることが判明し、カリブ海諸島はしかたなく「西インド諸島」に名前を変えられた。
ところがカリブ海諸島にインドからの移民が続々とやってきて、だから現在、特にトリニダードやガイアナには東インド系西インド諸島人が存在する。
彼らが、これまたニューヨークに続々と移民してきたものだから、ニューヨークには東インド系コミュニティと、西インド諸島インド系のコミュニティが両方ある。……書いていてもワケわかんなくなりますが、実際にご当人たちを見ると、二者は異なるエスニックグループだと納得します。
おまけとして、インド系移民はパキスタン系、バングラデシュ系と共に「南アジア系移民」とここでは呼ばれるけれど、西インドに対しては「東のインド」と言われます。あー、ややこしい。
というわけで、年の瀬にまったく関係ない話題でしたが、ニューヨークは面白い事象がつきないってことで。
今朝、タイムズスクエアに ?車爆弾? が発見されて数千人が避難するも、ただの止めっぱなしの車と判明。クリスマスのアフリカ人テロリスト「パンツ爆弾犯」(気の毒な命名 by メディア)の影響で大ゴトになりました。明日のカウントダウンも警備めちゃくちゃ厳しいようです。参加予定のみなさん、がむばってください。
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- 「食べるものが無い子供がいるんだよ」
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2009.12.30 Wednesday夕食時、息子がスプーンやフォークで遊びながらいつまでもだらだらと食べ終わらず、しかも不器用なのでやたらと食べ散らかす。
とうとう伝家の宝刀「食べるものが無い子供もいるのに。ちゃんと食べなさい」を出した。我ながら「あーあー、ついに」と感じた。子供の頃、これを親に言われるのが嫌だった。ただし、うちの父親は「アフリカの子供」と言ったものだけれど、私は息子に「アフリカのことじゃないよ。ハーレムのことよ」と付け加えた。
そう、アフリカで飢餓に苦しんでいる子供のことではない。ハーレムにだって昔から今に至るまでお腹を空かせている人たちは常にいるのだ。今の不況で、その数は確実に増えている。ハーレムだけではなくて、全米規模で。
アメリカって、一体どんな国よ。
『We are the World』 for the U.S.
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- 映画「ブラインド・サイド」〜ゲットーの黒人少年と南部のリッチマダム
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2009.12.30 Wednesdayブラインド・サイド公式サイト
サンドラ・ブロック主演
この冬、思わぬ大ヒットで映画会社自身がびっくり
映画「ブラインド・サイド」を観た。
実話を元にした話。テネシー州の貧しい黒人ゲットーのティーンエイジャーをリッチな白人女性が引き取る。少年は困難を乗り越えてアメフトに専念し、やがて NFL にドラフトされて今やプロ選手。
皮肉な言い方をすれば、例によってココロの広い白人が黒人を救う話。でも、そういう言い方は良くないですね。実話だし、映画を観れば分かるように舞台はニューヨークや LA ではなく、人種に関してとても保守的な南部。並大抵では出来ないことを、主人公の女性はやったわけで。
そう、主人公は黒人少年ではなく、サンドラ・ブロック演じるリッチな白人女性、レイ・アン。南部のリッチ層。当然、共和党員で、熱心なクリスチャンで、ライフル協会のメンバーで、つまり一般的にはブッシュの熱烈な支持者であり、アンチ・オバマである層。(白人の民主党員が肩身が狭そうに振る舞うシーンがあって興味深かった)
そんな女性が、寒い雨の日に行き場を無くして彷徨っている身長2メートルの黒人ティーンエイジャー、ビッグ・マイクを自宅に泊めるところから話は始まる。
サンドラ・ブロック、いい女優さんになりました。彼女が演じるキャラクターは、サザンベルと呼ばれる派手好きな南部のおばさま系。でも、「あらまぁ、可哀想な少年!」とベタベタになるタイプではなく、テキパキと実務的に「本当に泊まるところはあるの? 私にウソ付くのはやめなさい」と詰問してしまうところが、逆にクール。そんなキャラクターがビッグ・マイクを指して、「私の息子」と言い切るシーンがあって、そこに小さく感動。
本物のビッグ・マイクと、レイ・アン(素晴らしい女性だけれど、ファッションセンスにやや難あり・笑)
これも劇中のセリフで、レイ・アンの有閑マダム友だちが「黒人を引き取るなんて、ホワイト・ギルティでやってるの?」と言う。ホワイト・ギルティとは、白人が黒人に対して感じる罪悪感のこと。「昔、白人が奴隷制度を作ったから、黒人は今も貧しく、差別もされてるのよね、なんだか申し訳ないわね」という感じ。
けれど映画は、白人が観てもそれほどのホワイト・ギルティを感じることなく、家族で楽しめるライトな作り。サンドラ・ブロックのキャラクターが魅力的な一方、黒人少年ビッグ・マイク(現 NFL/the Baltimore Ravens の Michael Oher)のキャラクターは掘り下げ方が足りなくて、そこが残念。
ビック・マイクを演じたクイントン・アーロンは、17歳を演じるにはちょっとキビしい25歳ながら、それなりに健闘。がたいが大きいので、これまではボディガードの役ばかりやっていたそうな。ちなみに彼はブロンクスのゲットーの出身で、ビッグ・マイクほどではないにせよ、実家は「料金未納で電気やテレビを止められたり、もう少しでアパートから追い立てを喰らうところだったり」な暮しだったらしい。今後に期待。
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- ヒップホップとバイオリン
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2009.12.27 Sundayクリスマス、無事終了。アメリカではクリスマスって家族行事なので結構大変。だから楽しいけれど、終わるとほっとするというのも本音。
今年、5歳の息子へのプレゼントはおもちゃのバイオリンとキーボードにした。去年だったか、Nuttin' but Stringz というバイオリン・デュオのビデオを観て以来、「バイオリンやりたい」と言い続けていたのだ。とはいえ、まだ本物のバイオリンは無理っぽい。というか、買った翌日にいきなりちゃんばらに使われて壊されたら哀し過ぎる。そこでおもちゃで「お試し期間」を設けること。
Nuttin' but Stringz は若い黒人男性の兄弟デュオで、クラシック音楽の訓練を受けた後に、ヒップホップとクラシックをミックスした新しいジャンルを切り開き、かなりの注目を集めている。ブッシュ大統領に招かれてホワイトハウスで演奏したこともある。(もう少し待ってオバマに招待されたほうがよほど嬉しかっただろうけれど。)
息子にせがまれて何度も彼らのビデオを YouTube で見せながら、ヒップホップ的なルックス、サウンド、ブレイクダンスに興味を持つというか、親近感を持っているんだろうと思っていた。ヨーロッパ人の白髪・太鼓腹のバイオリニストを見せても、きっと気にかけないんじゃないかと思っていた。
* * * * * *
イブの日、こちらでは多くのチャンネルでクリスマス絡みの番組をオンエアする。中にはアメリカ人なら子供の時に必ず観ている名作(なのか?)映画「クリスマス物語」の24時間マラソン放映なんて無茶なものまであった。
夕方にテレビを付けたら、映画版のバレエ「くるみ割り人形」をやっていた。前半はチュチュではなく普通の衣装によるクリスマスパーティーシーンだった。子役ダンサーもたくさんいる、古典的な白人上流階級家庭のパーティシーンで、わたし的には退屈だったのだけれど、驚いたことに息子はじっと画面に見入っているではないか。そのまま1時間ほど、ふたりで観続けた。
クラシックやバレエをやる黒人の子供は少ない。胎教代わりにヒップホップを聴いて(聞かされて)、以後ずっとブラックミュージックの土壌が豊か過ぎる環境で育つから、当然、それに親しむ子供が多くなる。親もそうだから、他のジャンルに巡り会うチャンスがなかなか無い。けれど子供の感受性はまっさらだから、自分のアンテナにさえ引っかかれば、どんなものにだって興味を示すのだ。
大人の先入観がいかにアテにならないかという教訓を得た、良いクリスマスだった。
Nuttin' but Stringz/Thunder
Nuttin' but Stringz/Thunder(子供向けバージョン)半ズボンが笑える
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- アメリカ生まれの子供たち〜クリスマスカードに寄せて
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2009.12.23 Wednesdayクリスマスが近づき、アメリカ国内在住の友人たちがカードを送ってきてくれている。郵送だったり、メールだったり。中には子供の写真が入っているものがある。
アメリカ生まれの子供たち。並べて見ていると、結構な感慨にふけってしまう。アメリカに永住する日本人夫婦から生まれた子もいれば、日本人とアメリカ人のミックスの子もいる。
日本人の子たちを見ていると、顔立ちは当然、100%日本人なんだけれど、あぁ、この子たちはアメリカでアメリカ人として生まれ、アメリカ人として育っていくんだなぁ……と思う。両親が日本生まれの日本育ちだから、子供たちも日本の価値観や習慣、伝統を多少は引き継ぐはずだけれど、成長するにしたがって「日本人」ではなく、「日系アメリカ人」になっていくわけで。移民がほぼ皆無の地域・時代の日本で育った私にすれば、これはかなり大事(おおごと)なのだ。
ミックスの子たちの場合は、まずは外観のバラエティに驚かされる。同じようにアジア系と黒人とのミックス、またはアジア系と白人とのミックスであっても、顔立ちから髪の質まで見事に多彩。単に顔付きが違うということではなく、人種やエスニックが違って見えるのだ。
黒人とのミックスであれば、ある子は「いかにもアジアとブラックのミックスだね」だし、ある子は「誰が見てもラティーノだよ」だし、中には「この子、東南アジア系?」な子もいる。兄弟姉妹でもまったく違って見えることもある。親である黒人にそもそも、いろいろな血が入っているからだと思う。
5歳くらいになると、日系人であればマイノリティとしての自分、ミックスの子は自分の外観のユニークさに気付き始める。もう少し成長すると、中にはアイデンティティの模索を始める子も出てくる。けれど、この多様性がアメリカという国の基礎なのだと思うと、あぁ、やはり感慨にふけってしまうのである。
子供たちの写真を披露できないのが残念。どの子もそれぞれ、本当にかわいいのだ。
写真を送ってくれた友人たち、どうもありがとう!
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- ギャングスタ・銃声・クリスマスクッキー
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2009.12.19 Saturday
ものほんギャングスタ・ラッパーの GAME(左)
オンライン学校の広告のモデル(右)
仕事で必要で、あるヒップホップ系サイトでギャングスタラッパー、ゲーム(写真左)の記事を読んでいたら、同じ画面に広告バナーがあった。それが写真(右)。ゲームの恐ろしい顔に比べて、このモデルさんは、なんと人畜無害でお人好しな顔付きなんだろう。それにしてもギャングスタの記事に、こんな学校のバナー載せても集客効果あるんだか……ま、これは高校中退くん対象のオンライン・スクールなので、需要はあるのか。
……なんて考えていたら、ゲームのインタビュー記事に「今度のニューアルバムでは金がしこたま儲かりそう。これで子供を私学に通わせ続けることができる」なんて書いてあった。おい、ヤクザのくせに子供はプライベートスクールかい! と、夜中にひとり突っ込み。
というのも、今、学校特集を書いている最中で、期せずしてゲットーの小学校にフォーカスすることになった。ハーレムのような黒人コミュニティーで子供を育てている親のうち、少しでも教育に意欲のある人は公立小学校を避ける。「入れたが最後、もう後戻りはできない」みたいなレベルだから。
そんな子供たちの中には、1年生のうちからギャングスタみたいな立ち居振る舞いをし、4年生あたりになると武器を持つ子もでてきたり。いったい誰のせいで、そんなことになったのか。言うまでもなく、ゲームのような売れっ子ギャングスタラッパーの影響が大きい。彼らに憧れるティーンエイジャーや20代の若者、30代の大人コドモに囲まれて子供は育つのである。
なのに、本家本元のギャングスタは子供を私学に入れているのである。なんという不条理。「公立がイヤなら、オレみたいに稼いで私学に入れろ。それが出来ないのはルーザーだ」とか、そういう理論なんだろうか。……実際は、単に自分の子は可愛いっていうだけのことなんだろうけれど、奥の深い話だ。
そんなことを夜中にツラツラ考えていると、外で異常に大きな銃声。普通の拳銃じゃなくて、大型銃なのが分かった。こちらの人は夜中の銃声にはさほど動じないけれど、さすがに夫も「今の、聞いた?」と顔を上げた。
そういえば今日の昼間、オリジナル・ギャングスタのスヌープドッグが、カリスマ主婦マーサ・スチュワートの番組の「クリスマス・クッキー特集」に出ていた。黒いスーツ姿で、上手いジョークを交えながらブラウニーを焼き、会場の奥様たちを笑わせていた。
http://www.marthastewart.com/snoop-dogg-sneak-peek
この人は完全にひとかわ向けてしまっているけれど、でも、ギャングスタなのだな。子供は、やはり授業料の高いプライベートスクールに通わせているのだろうか。
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- The Bronx:グラフィティ・アーティストに喜ばれるもの「ホカロン」
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2009.12.18 Friday「こりゃ、いいや!」と、ブロンクスのグライフィティ・アーティスト、Sen2 が喜んだのが、使い捨てカイロ。彼ら、真冬も屋外で描くからホカロンは有り難いでしょう。でも使い捨てカイロ、アメリカでは普及してないから最初は「これ、何?」と怪訝な顔。けれど、にぎってみれば顔もほころぶ。
今日のニューヨークは終日、氷点下。でも風がなかったのでサウスブロンクス・ツアーもスイスイと滞り無く出来た。それでもニューヨークの天候に慣れてないお客さんにはツラいかな、と思ってホカロンを差し上げた。実はもらいもの。去年、ツアーに参加してくれたお客さんから「使い切れずに余ったので、どうぞ」と、いただいたもの。それが巡り巡ってグラフィティ・アーティストのポケットへ。
寒くても青空が広がっていたので、今日のサウスブロンクスは気持ちよかった。
Sen2 のグラフィティ・ショップ「Da Bakery」、Tシャツのバラエティが増えていた。
Courtesy by Da Bakery Shop & Gallery
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- 名前 in ニューヨーク
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2009.12.17 Thursday息子を連れてクリニックに。待合室で、5歳くらいの男の子を連れたおかあさんが「うちの子、自分の名字がまだうまく書けなくて」と言う。「なんていう名字ですか?」と訊くと、「ゴンザレス Gonzalez」。ラテン界に於いて、日本の鈴木、山田レベルにありふれた名字だけれど(ニューヨークの街角で「ゴンザレス!」と叫んだら、少なくとも10人は振り向く。)、5歳児にはちょっと長いか。
そのクリニックに、職員からも「ドクター・アダム」と呼ばれている先生がいる。アダムとはファーストネームなので、普通、医者に対してこういう呼び方はしない。職員の女性に「その先生、名字はなんですか?」と訊くと、「えーとね……とっても難しい名前で発音できないの。ポーランド系なのよ」。
息子の学校にもポーランド系の先生がいて、彼女もファーストネームで呼ばれている。学校からのプリントにその先生のフルネームを見た時、3分くらい見つめていたと思う。異常に長い名前で、しかも、どうがんばっても、どう発音するのかさっぱり分からない綴りなのだ。
こういう人たち、子供の頃から今に至るまで苦労のしっぱなしなんだろうな。こちらではいろいろな手続きの際に、「名前の綴りを言ってください」と言われる。すると毎回「D I M I T R I J E V I C」なんて言わなくてはならないのだ。
そうそう、バラク・オバマだって、大統領に立候補した当初は黒人有権者にすら「え? バラ……なに?」と言われていた。短いけれどアメリカ人には馴染みのない音だから、覚にくかった模様。
そういえば今の30代〜20代くらいの黒人にめちゃくちゃく多い、いわゆるアフリカン・アメリカン・ネーム(女の子ならラティーシャ、ラキーシャ、男の子ならジェイロンとか)は、いきなり流行終了。今の黒人の小学生には普通っぽい名前が戻ってきている。ただし、ハーレムには西アフリカ移民が増えているから、アフリカン・ネームの子は急増中。アマトゥとか、そんな感じ。
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- 小学校 と 少年院の関係〜ニューヨーク
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2009.12.14 Monday雑誌の特集記事としてアメリカ、特にニューヨークの学校について書いている最中。ハーレムの小学校の校長先生(33歳!)にもインタビューして、ちょっと気持ちが舞い上がっている状態。アメリカでは今、教育が「HOT」なのだ。
いや、冗談じゃなくて、ほんと。この国のヒドい部分は、教育の欠如に起因することが多い。特にマイノリティについて語る場合、教育は忘れてはならない話題のひとつ。ステレオタイプに語られる「黒人=犯罪」は、本当は「黒人=貧困→教育の欠如=貧困→犯罪」なのだ。
で、朝刊を読んでいたら、なかなかキツい記事があった。ニューヨークの少年院の話。収監されている少年たちの75%は、出所後3年以内に刑務所に舞い戻る。そして、平均年齢16歳の彼らの3分の1は、小学3年生レベルの読解力しかないと言う。
ちょうど昨夜、ニューヨーク州の小学3年生の一斉テストの内容を見ていたところだった。最初の問題は「おかあさんニワトリとヒヨコ」のお話を読んで質問に答えるというもの。
「卵から孵ったばかりのヒヨコを説明するのに、どの言葉がもっとも適していますか」
1)ふわふわ 2)強い 3)疲れている 4)暖かい
ドラッグディーラーだったり、万引犯だったり、強盗犯や殺人未遂犯人だったり、はたまた麻薬中毒だったり鬱病だったりするティーンエイジャーたち。彼らはニワトリの問題が果たして解けるのだろうか。彼らをそんな状態のままストリートに放り出してしまったのは、家庭環境と公立学校という教育システムだったのだ。
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2009.12.13 Sunday
このTシャツは「I ♥ NY」よりイケてると思う。
でも、これはめちゃくちゃ、ええなぁ。
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