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- アメリカ人とマカロニ&チーズの関係。
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2009.07.30 Thursday日本人である私が料理するので、うちの食卓には言うまでもなく野菜がふんだんに登場する。しかも和洋折衷のなんだかよく分からん料理として。
結婚したての頃、夫は「こんなに野菜を食べるのは、これまでの人生で初めてだ」と言った。今ではすっかり慣れてしまったようで、モンクを言わずに出されたものを食べている。けれどたまにポークチョップ+マッシュドポテトなんて作ると、至福の至りという顔付きになる。
息子も幸いにも好き嫌いが少なく、たいていのものは食べる。それでも子どもの原則として野菜よりも肉。フライドチキン、ハンバーガー、フライドポテト、ピザはどうしてもある一定のサイクルで食べなければならない必須メニュー。だけど普段は野菜をがんがん食べさせる。
すると一昨日、例によってサラダ(5歳児なのにバルサミコ・ドレッシング和え)を渋々つついていた息子が、ふと顔を上げ、真顔で「マミー、あしたマカロニ&チーズつくって」と言う。一瞬「何故そんなに神妙な顔付きで頼むか?」と思ったけれど、アメリカ人的には野菜摂取の臨界点に達していたのではないか?
なので翌日にマカロニ&チーズを作った。(暑い季節にオーブン使うのはイヤなんだけど。)
「イエー!」 テーブルに着くなり歓声を上げたのは、夫が先だった。
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- 治安が良くなってビンボーになるニューヨーク
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2009.07.28 Tuesday「ニューヨークはすっかり治安が良くなったから、今後、政府から NYPD(ニューヨーク市警)への補助金はナシね」
ということになったらしい。
そうなのさ。アメリカの大都市の中でニューヨークはかなり安全なほうなのよ。
だからといって予算不足になって、おまわりさんのクビ切りをしたら、それでまた犯罪が増えるのではないかしらん。
最近のハーレムはおまわりさんが多い。「そんなにたくさん必要なの?」と思うこともある。街角に5人も固まって歓談してるってのもなぁ。でも、そのおかげか、今年は事件が少ない。
今年、ニューヨーク市全体の殺人数は前年比 18%減。
ハーレムだけだと 54%減。すごい。
今年、ハーレムではまだ7人しか死んでないから、このペースだと年間12人になる。
1990年のハーレムでは年間100人以上が殺されてたのに。なんと劇的な変化よ。
でも、狭いハーレムで今、毎月1人が殺されてることを「安全」と思うか。
治安の見方って、基準をどこに置くかによって変わるのだ。
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- 「非色」「母の色は水の色」「Do the Right Thing」
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2009.07.26 Sunday以下、今週号の携帯サイト・ソウルトレインの連載コラム「ニューヨークの壷」で取り上げた作品です。暑い夏の日に、じっとりと汗をかきながら読んで/観てみてください。
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- アメリカで「英語を話さない」ということ。そもそも「アメリカ人」って誰のことよ? 黒人大統領/ヒスパニック判事
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2009.07.24 Friday「アメリカ人」とは一体、誰を指すのか?
これ、私が結構こだわっているテーマのひとつで、一昨日もそれについて雑誌の記事を書いていた。書いている最中にネットのニュースをチェックすると、それに関連する出来事がちょこちょこ起こっていて、あー、記事に盛り込みたいけどもう無理〜。なので、久々にメルマガを1本書いた。
クリック → ウエブに転載したので読んでみてください。
アメリカで「英語を話さない」ということ。
そもそも「アメリカ人」って誰のことよ?
黒人大統領/ヒスパニック判事
後追いでいろいろ突っ込んで書いたので、ちょっと散漫かも。
でも、今のアメリカ白人の焦燥感が分かるかと思います。
そのうち白人による人種暴動が起こったりして(笑)
「ヤバいよ、大統領は黒人だし(しかもケニア人だし)、ラティーノまであれこれ出て来ちゃって、なんとかしなくちゃ!」みたいな。
オバマが唱えた「チェンジ」。
これ、既得権のある者にとっては受け入れるのがヒジョーに難しいのだな。
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- 今度はイーストハーレムのマクドナルド
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2009.07.22 Wednesday前回のジャーナルに書いた場外馬券売り場と隣り合わせのマクドナルドはセントラル・ハーレムにある。今日はイースト・ハーレムのマクドナルドについて。
セントラル・ハーレムから東に向かってとことこ歩くと、いつしかイースト・ハーレムになる。プエルトリコ系ラティーノの街、スパニッシュ・ハーレム(別名エル・バリオ)の入り口だ。ここには地下鉄の駅があって、いつもかなりの人通り。
ほとんどの通行人は、もちろんまともな人たち。けれど駅前、特に大型スーパーマーケットの前でたむろしている中には「いくらなんでもアヤし過ぎるだろう」な人が異常に多い。同じ「アヤしい」でもセントラル・ハーレムのアヤしい黒人とは違ったアヤしさなのだ。ドラッグのリハビリセンターが近くにあって、そこから流れてくるのだと思う。思いっきりのジャンキーなのだ。
その駅前にマクドナルドがあって、ここもいつも混んでいる。混みついでに、店内に常時2人の警備員がいる。いくらニューヨークでもこれはとても珍しいこと。しかもブティックなんかで雇われている、制服を着ているだけのなんちゃって警備員と違って、ここの警備員は本当に強面なのだ。
今日はドレッドロックで巨体の警備員がいた。とにかくデカい人なので、店内で異様に目立つ。あんな警備員がいたら、そりゃ悪いことも出来ないわね、という感じ。ところが、コーヒーを飲んでいたら、急に「さぁ、出て行け」「なんでだよ、電話してるだけだよ」「早く出て行け!」という押し問答が聞こえてきた。見ると、携帯で話している若い男性を、警備員が追い出そうとしていた。男性はなぜか出て行こうとしないから、2人の警備員が実際に男性の身体を押し、店の外に連れ出そうとしていた。
最終的には2対1だし、身体の大きさも違うので男性の負け。彼が何をしていたのかは不明だけど、意味のないチャレンジをしていたわけだ。でも、言うこと聞かない人間もいるのだろうな。あと、お金なくて何も買わないのに入って来るジャンキーやホームレスとか。
同じようにゲットーのマクドナルドとはいえ、エリアによってやってくる人たちの職種(?)が馬券買い/ジャンキーと異なるわけだ。
(私はこん場所にだけ出入りしているわけではないので、念のため。ダウンタウンのおしゃれなカフェにも、ちゃんと行く(笑)。ただ、自宅に近い場所に用事が派生し、その前後に入ってしまうのだ。って言い訳しなくてもいいんだけど。)
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- 無料コンサート・マクドナルド・場外馬券売り場
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2009.07.17 Fridayハーレムでは夏の間、毎週木曜日の夕方に屋外無料コンサートがある。演し物はR&Bだったり、ラテンだったり、レゲエだったり週代わり。「今日はあのコンサートに行くぞ!」と意気込むようなものではなく、仕事帰りに125丁目を歩いていたら、「あら、何かやってるわ。のぞいてみましょう」的なもの。
今日、息子(5歳)を連れて歩いていると、ちょうど司会らしき人が前座のトークをし、その背後でミュージシャンたちが音合わせをしていた。息子が「Music!」と言うので、ベンチの空きを見つけて座らせる。
司会に紹介されて登場したシンガーは50代くらいの女性。ローカルで活動している人だと思う。ばりばり迫力の歌い上げ系R&B。歌は上手いけれど、わたし的にはパスなジャンル。なので息子に「アイスクリーム食べに行こうよ」と水を向けるも、「ミュージック、聴きたい」と居座る。(5歳なのに、なんでこんなのが好きなんだろう?) というわけで、ハーレムの中高年層に囲まれ、しばし古典派R&Bを聴く。
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やがて飽きたわたしがアイスクリームをダシに息子をステージのある広場から連れ出し、近くのマクドナルドに行く。お目当てはソフトクリーム。
息子がソフトクリームを舐めながら店内を見回し、「オールド・ピーポー」と言う。まただ。目にしたものを全て口にするのは止めなさいと言っているのに。このマクドの隣りは場外馬券売り場なので、そこから流れて来る無職のおじさん・おじいさんが多く、新聞を読んだりしながらかなりの長居をする。
そのうちに中の一人が息子に、「あんなに大きなソフトクリーム、もうそんなに食べちゃったのか!」と声を掛けてきた。特に大きいわけじゃないけれど、子どもの顔の大きさと比べると巨大に見えるのだ。口の周りをソフトクリームだらけにしている息子は「?」な顔付き。
そうしたら、そのおじさん、わざわざ席を立って紙ナプキンを取りに行き、息子に渡してくれた。息子がソフトクリームを差し出すと、「サンキュー、だけどオレはいらないから自分で食べな」と言って席に戻り、再び新聞を読み始めた。
ハーレムって、こんなところ。
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今週はCNNのイケメン・ブラザー・ニュースキャスターについて。
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- デンゼル vs.トラボルタ「The Taking of Pelham 123」
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2009.07.16 Thursdayデンゼル・ワシントン
ジョン・トラボルタ
「ザ・テイキング・オブ・ペルハム 123」
観た。海賊版DVDで。
責めないで欲しい。
親戚が持ってきて「観よう!」と言ったのだ。
「映画館で観たいから、海賊版では観たくない」
とは言えないではないか。
どこまでもデンゼルとトラボルタの一騎打ち映画。
地下鉄で人質になったニューヨーカーたちの人間模様みたいなのを期待していたのだけれど、それはちょっと外されてしまった。そう、スパイク・リーの銀行強盗映画「インサイド・マン」みたいなの。まぁ、あれをやってしまうと主役がどちらもデンゼルだし、同じような作品になってしまうか。それにしてもデンゼルは、もう、いわゆる名優の域かなぁ。今回は公務員を演じるのに10キロ太ったらしいけれど、何を演じても上手いですわん。ところでスパイク・リーは「インサイド・マン2」を作るらしい。
スパイク・リーと言えば、今年は「ドゥ・ザ・ライトシング」20周年。
行ってきましたよ、ブルックリンのロケ地。お仕事。
駅から遠かったなぁ。
それにしても全米どこの黒人コミュニティにも「マルコムX通り」という名の道があって、ブルックリンにもあった。ハーレムなんて「マルコムX通り」と「キング牧師通り」が交差する、とんでもないポイントもあったりする。クリス・ロックが言ってた。「キング牧師通りって全米に何百本とあるけれど、どこも危険なんだよな」(客=爆笑)
どうでもいいネタだけど、「ペルハム123」というのはニューヨークの地下鉄6番線の終点、ブロンクスのペルハムロードに 1:23 に到着する列車のこと。ごくたまにペルハムロードに行くけれど、な〜んもないところ。映画自体もブロンクス行きの列車というだけで、事件はすべてマンハッタン内で起こる。トリビアでした まる
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- ニューヨークの黒人の失業率、高過ぎでしょ。
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2009.07.14 Tuesdayニューヨークシティの失業率、白人は全米平均の半分以下なのに、黒人は全米平均より高い。
白人の失業率
全米 8.2%
NY 3.7%
黒人の失業率
全米 13.6%
NY 14.7%
再度、ニューヨークだけの失業率を書いてみる。
なかなかショッキングな数字だ。
↓
ニューヨークシティの失業率
白人 3.7%
黒人 14.7%
これ、企業の経営者が「不況だから黒人から先にクビを切ってやる」とか、そんなコトをしているわけではないと思う。黒人にはクビを切られやすい職(店員、サービス業、現場で働く公務員など)に就いている人が多いからだと思う。
だから「人種差別じゃない」ということでもなくて。
これ、ハーレムツアーでは必ず解説する下りなのだけれど、なぜ黒人が「クビを切られやすい仕事」「賃金の安い仕事」に就いているかというと、直接の理由は学歴の欠如。では何故、黒人には低学歴者が多いのか? それは社会の仕組みが、黒人は高等教育を受けにくいようにできているから。で、その社会の仕組みというのは、400年前の奴隷時代の置き土産なのだ。
「そんなの言い訳。頑張って大学に進み、成功する黒人もいるではないか」という声もあるかと思うけれど、実はその通り。ただし貧しく勉強しにくい環境に育ちながら、それを打破して成功を掴んでいるのは、強いて言うなら二宮金次郎か野口英世のように資質とド根性のある一部の人。ニューヨークに住む黒人200万人全員に二宮金次郎並みの努力をしろと言っても、それは無理。私だって出来ないよ。
私は黒人主義的な考えは持っていない。けれどニューヨークという都市、ハーレムという街で日々起こっている出来事や事象を見ていると、「あぁ、コトの始まりは400年前なのだな」と思わざるを得ないことが多々あるのだ。今回の失業率の件も、そのひとつ。
ニューヨークシティの失業率
白人 3.7%
黒人 14.7%
ちなみに、この人種による失業率の差を発表したのは次期ニューヨーク市長選に立候補するビル・トンプソン会計監査官。黒人。今年11月の選挙で現職のブル−ムバーグと一騎打ちになるかもしれないヒト。
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- KYな白人 in ハーレム。ある意味、他人の家に土足か?
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2009.07.12 SundayKYな白人
↓
↑
ムッとしながら話を聞くおじさん
ちょっと面白い光景に出くわした。ハーレム125丁目のドーナツ屋でラズベリーコーヒーを飲み終えて外に出ると、街宣カーみたいなのが停まっていた。車体に「REVOLUTION(革命)」のバナーが貼ってあって、白人の若者2人が何やら演説していた。
2人は、オバマ大統領は人権的見地からすると働きが不十分だと主張していた。アフガン戦争、イラク戦争はいつまでも終わらないし、みたいな。
若い黒人女性がかなり気を悪くした様子で「ハーレムでこんなこと、するべきじゃないわ!」と2人に向かって言った。周囲を見渡して両手を広げ、「ここにはオバマ支持じゃない人なんていないのよ!」と続ける。
2人も負けずに、「みんなブッシュに辟易してたからオバマに投票しただけなんだ!」とやり返す。その後も女性と2人の間でかなり激しい論争が続いた。
そのやり取りを見ていた通行人のうち、年配の黒人男性がいかにも「くだらない」というニュアンスで周りの人たちに「さぁ、帰った、帰った!」と言った。「こんな奴らの言うことを聞いていても仕方ない」ということか。
街宣カーの真ん前で教団発行の新聞を売っていたネイション・オブ・イスラムのスーツに蝶ネクタイの男性が「白人! 白人!」と怒鳴った。ネイション・オブ・イスラムとは、かつてマルコムXが属していた教団だ。
* * * * * * * * * * * * *
アメリカは言論の自由が(一応)保証されている国である。どこでどんな主張をしようと、他者に危害を加えるというメッセージが含まれていない限り、OK。たとえば「黒人を殴る」「ユダヤ人を殺す」と発言すると犯罪だけれど、「アジア人が嫌い」は個人の感情や思想の発表に過ぎないので違法行為とはならない。
そもそも街中オバマ支持者だらけのハーレムだからこそ、革命2人組はあえてやってきたのだろう。「盲目的にオバマを信じている黒人たちを覚醒させる」とかそういう意気込みで。それはそれで良いことだと思う。ハーレムの人だって、そういう思想を持ったグループが存在することは知っておくべきだと思う。
……と言いながらあの2人組、なんだか他人の家に土足で上がり込み、勝手に激しく騒ぎまくって迷惑な足跡だけタタミに残して帰っていった……そんな印象だったなぁ。なんなんでしょ。態度が一方的過ぎたのか。立ち止まって聞いていた人たち、皆、不愉快そうだったし。(我関せずで子どもに屋台のアイス買ってるマミーもいたけど。)
うん、ネイション・オブ・イスラムの新聞売りが「白人!」と怒鳴った気持ち、分かる気がする。「なぜお前たち白人は、いつも私たち黒人に指図するんだ!」ってことだ。
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- 受付け係 転じて アイスクリーム屋台となる。
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2009.07.11 Saturdayハーレムにある地域サービス団体で受付をしていた若いブラザーが、いつしか辞めていた。
あれから早や2〜3ヶ月も経とうか。その彼をストリートで見掛けた。なんと、アイスクリームの屋台をやっているではないか!
大胆というか、前向きというか、はたまた自分の特性を知っているというか。
彼は温和な顔付きでフレンドリー。背は高いけれどマッチョな体型ではない。だからアイスクリームを買いに来る子どもや、そのマミーに思いっきり安心感を与えることができると思う。
そもそもハーレムやブロンクスのアイスクリーム・ワゴンはラティーノの独壇場。黒人が売っているというだけで目立つし、ラティーノの売り子には英語があまり達者じゃない人も多い。だからアフリカン・アメリカンの客としては、同じアメリカ人が売っているというだけで買いやすく感じるのではないかな。
もっとも、実際の会話は
客:「マンゴちょうだい」
アイスクリーム売り:「サンキュー」
だけ。値段は客も知ってるから、本当にこれだけ。
だから英語力は不要なのだけれど、気の問題として。
そうだ、客には「マンゴとチェリーとココナッツ」なんて注文する人もる。どこで覚えてきたんだが、うちの息子も5歳にしてこれをやる。3種類買うわけではない。小さな紙コップに3種類を少しずつ入れろというのだ。1ドルのアイスクリームにこれを要求するアメリカ人って。
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