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「レペゼン・ジャージー」〜ニュージャージーの風景
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↑ 高校生のファッションショー。高校生。17歳。ほんまか。 ↑


ニューヨーク州のお隣り、ニュージャージー州まで、ある高校のファッションショーを観に出掛けた。なぜ、そんなところまで行ったかというと、あるプロジェクトの一環で。


高校の最寄り駅からトコトコ歩く。完全なるブラックコミュニティーで、ジャマイカン・レストランがあるかと思えばソウルフード・カフェなる店もあった。学校近くの角にはボデガがあった。ハーレムにもたくさんある、ドミニカ系が経営している食料品屋というか、雑貨屋というか。その店の脇で7〜8人の男がダイスをしていた。サイコロ賭博である。土曜の夕方だから歩道にはマミーたちや子どもたち、おじさんたちがたくさん出ていて、おしゃべりしたり、遊んだりしている。道向かいの歩道を歩きながらしゃべっている女性たちは、しゃべっているというより怒鳴り合っているのかと思うほどに声が大きい。


なんだかんだでハーレムから1時間半もかかったのに、ハーレムとまったく同じ光景だ。デジャヴーというより、どこでもドアで瞬間移動したと思ったら、実は同じ場所にいましたって気分。でも、ハイスクールのファッションショーでかかっていた曲は「レペゼン・ジャージー」。ハーレムの10代の子たちが聴いたら「だせぇ〜」とか言そう。けれどジャージーの高校生、見掛けに反して中身はとってもキュートだった。



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author:堂本かおる, category:ブラックカルチャー, 16:51
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ブルースとイヌの関係〜大木トオル
最近、インサイトという雑誌でコラムの連載を始めた。自己啓発や脳力開発に役立つ知的情報マガジンというキャッチコピーが付いている。自己を啓発したり、脳みそを鍛えたりなんてことを全くやらない私が何を書いているのかというと、ニューヨーカーの生態。


いろんな意味で人生にどん欲なニューヨークの住人には、やたらとモチベーションの高い人が多い。自己を啓発してるなんてツユほどにも思ってないのに、まさに無理矢理アゲアゲで生きているのだ。だからこそ成功する人もいれば、裏目に出て失敗するケースも多かったりする。もちろん、どんな生活環境にあっても自分をうまくコントロールしている人も多くて感心どころか敬服することも多い。ま、大体こんなことを書いていく予定。


で、編集さんが送ってくれた最新号を開いて驚いた。「心身を豊かにする、動物との生活〜犬編」という特集で、ブルースシンガーの大木トオルがインタビューされていた。


大木トオルといえば、アメリカ在住の「イエローブルース・マン」。遠い昔に“来日”公演を観にいった思い出がある。黒人ミュージシャンに囲まれて、えらくカッコいいと思ったものだ。その大木さん、今では国際セラピードッグ協会の会長さんだという。チロリという名のセラピー犬のことを綴った本も出しているので、日本の人なら知っているのかもしれないけれど、私は全然知らなかった。




「マンハッタン・ミッドナイト」なんてアルバムを出した人が、犬を連れて施設のお年寄りを訪問して、これが自分のライフワークだと語ってる。いや〜、人生いろいろ。ディープ。


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この特集には「ペットを飼っている人は現在形で話し、飼っていない人は過去形を多用する」など、なかなか面白いことが書いてある。



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author:堂本かおる, category:-, 18:03
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中絶OK? NO? それが問題だ。初のラティーノ最高裁判事
Sonia Sotomayorソニア・ソトマイヨール判事
26日にオバマ大統領が連邦最高裁判事候補に指名

ブロンクス出身、
初のラティーノ連邦最高裁判事となる(予定)


オバマが指名した、このヒトのことが今アメリカで喧々囂々の大盛り上がり。連邦最高裁の判事って終身制だから、一度任命されたら引退するか、亡くなるまで続けることになる。だから、どんな考えを持った人物が任命されるかで、大袈裟に言えばアメリカの将来が変わってしまうのだ。


で、今回はソトマイヨール判事が中絶について容認派なのか、反対派なのかが問題となっている。これ、アメリカでは腫れ物に触るように扱われる問題で、だからオバマもこの問題について、あえて本人に面と向かって質問しなかったらしい。するとリベラル派も保守派も彼女の過去の裁定や発言から「推測」して「ソトマイヨール判事の任命反対!」と言ってる。


普通に考えるとプエルトリコ系だからカトリックで中絶反対のはず。で、中絶擁護グループは彼女の任命に反対。ところが「中絶容認派のオバマがアンチ中絶派の人物を指名するはずがない」から、アンチ中絶派も、すでに反対運動を始めている。それを受けて、オバマも「ソトマイヨール判事は適任です」みたいなテレビCMをオンエア。……指名が発表されたのは、たった3日前なのにこの騒ぎ。


しかも、以前「女性でラティーノであることは私の視点の元になっている」「女性でラティーノであることからくる体験は白人男性には分からない」という趣旨の発言をしているから、「人種差別主義者だ!」とまで言われ。アメリカって難しい国だ。


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今回はソトマイヨール判事の出身地、ブロンクスのサウンドヴュー地区について。

サウスブロンクスのお隣りで、「この街出身の有名人リスト」に並ぶのはラッパーのみ(笑)……まあ、要するにそういうエリアなんですが、あの伝説のアフリカ・バンバーターもそう。しかもソトマイヨール判事とバンバータは年齢も近い。幼なじみだったりして。……それはないにしても、そういう地区で生まれ育ったプエルトリカンの貧しい女の子が、アメリカ合衆国の連邦最高裁判所の判事に。まさにアメリカンドリーム。
st




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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 15:29
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ニューヨークの新型インフル・リポート
●5月25日現在のニューヨークの状況

5月25日(月)はメモリアルデー(戦没者追悼記念日)という祝日だった。過去に戦争で亡くなった将兵を讃える日で、ニューヨークでは市長や州知事、ワシントンD.C.ではオバマ大統領が参加して追悼イベントが開かれた。ニューヨークではこの時期にフリートウィークというイベントも毎年行われる。戦艦がハドソン川に集まり、一般公開されるのだ。たくさんの水兵さんがやってきて、彼らが白いセーラー服姿でマンハッタン観光を楽しむ姿も風物詩。(ハーレムに里帰りしてくる水兵さんもいるし。)

これは夏の始まりを告げる日でもあって、家族や友人が集まり、庭や公園でバーベキューをするのが習わし。我が家も都合で前日に繰り上げ、しかも屋外ではなく室内で行ったたものの、親戚と友人を招いてホットドッグやマカロニ&チーズを食べた。

これらの恒例行事、新型インフルもなんのその、っていうより、それが理由で止めておこうとは誰も思わず、すべて開催された。加えてニューヨーク市長の提案で、この日曜日はタイムズスクエアが歩行者天国となり、ニュースを見ると、かなりの人ごみだった。※少なくとも年内は毎週日曜にブロードウエイの42〜47丁目(タイムズスクエア)と33〜35丁目(ヘラルドスクエア)が車両通行禁止となる



●感染者数

ニューヨーク市内の新型インフル感染者280名、多くは軽症。うち入院94名。死者は2名で、55歳の男性、50代の女性。両者ともに既存の疾患を持っていたらしいが、この週末に亡くなった女性のほうに関しては詳細はまだ不明。少し前に新型インフルで死亡したと伝えられた18ヶ月の赤ちゃんは死後の検査で新型インフルではなかったことが判明。3名ともニューヨーク市クイーンズ在住者だった。

全米では死者12名。感染者は6,700名以上で、そのほとんどが軽症。


●休校数
 ※ニューヨーク市はマンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランドの5区から成る

 クイーンズ 26校
 ブルックリン 10校
 ブロンクス 5校
 マンハッタン 5校

・感染と認定された患者が出たのはクイーンズの1校のみで、残りはすべて「インフルエンザらしき症状の生徒が多数出た」ための休校
・ブルックリンの4校のみ連休明けの26日(火)から休校、他は全て26日〜28日に再開予定
・マンハッタンの休校はイーストハーレム3校、アッパーイーストサイド1校、チャイナタウン1校


●世論調査(NY1 5/15、16実施)


新型インフルの流行によって日常の習慣を変えましたか?
 ・イエス 50%
 ・ノー 50%

イエスと答えた人、何を変えましたか?
 ・人ごみを避ける 26%
 ・地下鉄・バスの利用を避ける 14%
 ・仕事・学校を休んで家に留まる 9%
 ・握手を避ける 15%
 ・手をよく洗う 62%
 ・ハンドサニタイザーを持ち歩く 37%

これは「イエス」と答えた50%の人のみの回答だから、ニューヨーカー全体では以前よりも手をよく洗うようになった人は31%しかいないということ。これはさすがにトホホな数字だ。ちなみにアメリカにはマスクを着用する習慣はなく、ここでも質問事項にも上がっていない。ただし、新型インフルによる休校がもっとも多いクイーンズ区ではマスク着用者もいる模様。



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author:堂本かおる, category:ニューヨーク, 11:57
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「エスニック」じゃなくて「ブラック」だ。
ハーレムの郵便局にて。


年配の黒人男性が窓口で「切手を10枚ください」と。
普通郵便の切手代が、またもや値上がりしたのだ、またもや。
何回目だ、本当に。もう44セントになってしまった。


カウンターの職員は中年の黒人女性。「どれにしますか?」
柄がいろいろあるのだ。


おじさん「黒人のデザインはあるかい?」


職員のおばさん「今、エスニック柄のはないわ」


おじさん「“エスニック”だって? 君はエスニックと呼ぶのかい?
      ハハハ! “ブラック”だよ、ブラック!」


過去にはマルコムXとか、黒人偉人の切手がいくつも出されているから、
おじさんはそういうのが欲しかったのだ。
アメリカン・ブラックの自負。


Simpsons stamps
↑私は思わず、これを購入。後悔。仕事先とかのカタい相手に使えないぞ。

そういえば以前、「マヌケなホーマー(お父さん・左端)は黒人をモデルに作られたキャラ」という噂があって、議論になっていたような。



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author:堂本かおる, category:ブラックカルチャー, 15:46
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アメリカ国産テロリスト in the Bronx
ブロンクスにある2軒のシナゴーグ(ユダヤ教寺院)を爆破しようと企んでいたテロリスト4人がつかまった。これ、警察発表を読んでもいまいち分からない事件だった。


犯人4人のうち、リーダーはアフガニスタン系アメリカ人(53歳)で、あとの3人は20〜30歳代。2人はアメリカ人とだけ発表されているけれどアフリカン・アメリカンっぽい。最後の1人はハイチ人って??? 全員、刑務所で知り合ったイスラム教徒。ただし、彼らが出入りしていたモスク(イスラム寺院)の導師は、「それほど熱心な信者ではなかった」と証言。


けれどリーダーは「アメリカのアフガン戦争が気に入らない」と言い、「最適な攻撃ターゲットは WTC だが、すでに攻撃済み」だから、ブロンクスのシナゴーグを狙ったと。いきなりの規模大幅縮小。リーダーもまともじゃない?


つまりアルカイダなどのバックグラウンドを持たない「アメリカ国産テロリスト」で、しかもアマチュア。買った爆弾とミサイルは使用不可能な商品だった。さらにハイチ人男性は精神的にかなりおかしく異常行動もあったらしい。リーダーは目的達成のためならもう誰でも使うぞ、みたいな勢いだったのか? 

* * * * * * 

ターゲットのシナゴーグは、うちの息子の通っている幼稚園のすぐ側だった。ちなみに悪名高いのはサウスブロンクスであって、ブロンクスも実はいろいろ異なる人種・エスニック・所得層が住み分けをしている。今回のシナゴーグのある辺りはユダヤ教徒が多く、息子の幼稚園も母体はユダヤ教団体。とはいえ園ではユダヤ教育は行っていないし、生徒は黒人とラティーノが多く、先生や職員にはユダヤ教徒もいるけれど、白人、黒人、ラティーノの方が多い。けれど部外者にはそんなことは分からないだろうし、敷地内にシナゴーグもあるから、ちょっとぎょっとした。


今日、息子が幼稚園から手紙を持ち帰った。
「テロ対象となったのは当園ではありませんが、当園の安全対策は万全です」


そういえば入園当時、「非常事態時に園児は近くにある●●施設に避難します。電話番号は xxx-xxxx です」というお知らせをもらった。その時は「非常事態って火事とか?」と思った。ユダヤ教団体だけあって園の運営すべてが、やたらときちんとオーガナイズされているので、「ま、ここまでやるのね」くらいに思っていた。(ハーレム流のユルさとは雲泥の差なのだ。)


ユダヤ教徒は迫害の歴史を背負っている人たちで、今もなおパレスチナと戦い続けているし、アメリカでもネオナチ、 KKK など嫌ユダヤのグループは存在する。ゆえに常に危機感を持ち続けているのだ。だから、あらゆる場面を想定して万全を期す習性が身に付いているのだと、今回の事件で気付かされた。


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ライカーズはニューヨークのイーストリバーに浮かぶ島。
全島が刑務所となっているライカーズの実態とは?
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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 13:59
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1980年代のハーレム 荒廃の彼方に。
昨日のブログに書いた映画「プレシャス(PUSH改め)」の舞台となったのが、荒廃を極めていた1980年代のハーレム。その時代にハーレムを取り続けたフォトグラファー、カミーロ・ヴェルガラの写真をまとめたのがこれ。↓



「プレシャス」は1987年のハーレムに設定されている。その1987年に私は初めてニューヨークに来て、以前も書いたように思うけれどハーレムを歩いている。ただし、ハーレムに行ってみたいという友人に付き合っただけで、私自身は何の予備知識もなかった。だから、どこをどう歩いたのかもまったく覚えていない。


125丁目の駅で撮った写真があって、そういえば友人と地図も持たずに適当に歩いていて、途中で急に雰囲気が悪くなったような気がして、「この辺で地下鉄に乗って帰ろうか」となったことだけ覚えている。今、考えると、かなり無茶なことをしたと思う。なんといっても1987年、ハーレムだけではなく、ダウンタウンですら治安はとても悪かった時代。


上の YouTube に、当時ハーレムに住んでいた人たちがコメントを寄せている。「子どもの頃は、これが普通だと思ってた。あの光景に慣れていたんだ。今、見て驚いた」「ハーレムだけじゃない。80年代はニューヨーク中がこうだった」「70〜80年代のニューヨークはファッキン・リアルだった」「あの荒廃振りをロマンチックに捉えるべきじゃない。不潔で危険だった。私は黒人で、今のハーレムに居を構えていることを誇りに思う。あの時代なら移り住んだりはしなかっただろう」


それにしても酷い荒廃振り。125丁目の写真も何枚かあるけれど、とてもメインストリートには見えない。あと、多くの写真で店舗が閉まり、シャッターが降りている中、やたらと多いのが酒屋。酒屋だけはゲットーで儲かる商売なのだ。


ドラッグに汚染され、暴力が蔓延していたあの頃のハーレムと、
過剰に再開発されつつある現在のハーレム。
誰もが住みやすい、中庸な街にはなれないようだ。



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author:堂本かおる, category:ハーレム, 17:24
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こんな映画って有りなのか。「プレシャス(PUSH)」

↑トレイラーに登場するソーシャルワーカーはマライア・キャリー。髪を染めてノーメイクで奮闘。レニー・クラヴィッツも看護士役で出演。


以前も書いた映画「プレシャス(PUSH 改め)」の公開が11月に決まった模様。


1987年のハーレムを舞台に、誰からも愛されず、人生に何の望みもない16歳の少女の生き様を描いた小説「PUSH」の映画化作品で、今年のサンダンス映画祭で絶賛を浴びたことから公開が決定。


肥満/ダークスキン/不美人/16歳にして読み書きが出来ず、中学に在学/父親から性的暴行を受け続け、2人目の赤ん坊を出産/それを妬む母親から精神的、肉体的虐待を受けながらも、言いなりに従う毎日……


ここまで凄惨な物語を、一体誰が読みたいと思うのか。


そう思いながらも読んだ原作は、シンプルながら圧倒的な迫力で読者を引き込む。
(原書で読んだので邦訳版は未読。)


これほどのケースは特殊とはいえ、虐待されながら育つ子どもはゲットーには少なくない。トレイラーに登場する母親(モニーク)を見れば分かるように、親にも辛い過去と現在があり、それは個人の力ではどうしようもない大きな社会の仕組みが原因なことも多い。閉ざされたアパートのドアの内側で起り続ける児童虐待のサイクル。リアルな物語。



邦訳版



原書





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author:堂本かおる, category:映画, 18:09
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なかなか: JAPANESE ARTS AND CULTURE SERIES
私の友人である写真家:西村亜希子さんがオーガナイズする写真と音楽の夕べです。
ニューヨーク在住の方、新型インフルエンザをものともせずニューヨーク旅行中の方、ぜひお越し下さいませ。
(旅行や出張で来た人、誰もインフルエンザで騒いでないので肩すかしを喰ったことと思いますが)



5月22日(金)7:00pm〜


なかなか: JAPANESE ARTS AND CULTURE SERIES

●THE SHASHIN-KA SLIDE SHOW:
Slide Show and Exhibition curated by GEORGE HIROSE and AKIKO NISHIMURA

12人のフォトグラファーの作品を複数のスクリーンに投影し、渡辺薫(元・鼓童)がオリジナル曲をライブパフォーマンス。


フォトグラファー:
杉浦邦恵 | 寺田真由美 | 吉永マサユキ |楢橋朝子 |白井里実 | ジェームス・ウィットロー・デラノ | Q サカマキ | 金山貴宏| 真由美・レイク |パメラ・マツダ・ダン| 西村亜希子| ジョージ・広瀬

ライブ・ミュージック: 渡辺薫 / ディープ・セィング / ほか

フォトグラファーとのQ&Aあり

入場料:$10

会場:アートスペースDROM
85 Avenue A (between 5th and 6th streets)
F train to 2nd Ave / 6 train to Astor Place
212.777.1157
www.dromnyc.com


●「写真家」展

5月26日〜6月17日
火〜日 6:00 - 7:30 pm (要予約)

Akiko Nishimuraphoto by Akiko Nishimura


Asako Narahashiphoto by Asako Narahashi
author:堂本かおる, category:ニューヨーク, 16:34
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職業軍人であるということ〜イラク戦争
イラクのバグダッドで、米兵が銃を乱射して同胞5人を殺すという事件があった。


44歳の軍曹は精神的にかなり参っていたらしく、米軍の「ストレス・クリニック」に送られ、そこで事件を起こしている。細切れのニュースをまとめると、家のローンが滞っていることを心配し、さらに最近の精神的な不調を理由に軍を不名誉除隊となって年金を失うことも恐れていたらしい。けれど、それだけが銃乱射の理由ではなさそうだ。


この軍曹はイラク駐留が3回目だという。2003年、2005年にぞれぞれ1年ずつ派兵され、今回はあと6週間で帰還する予定だった。


イラク戦争、2003年3月に始まっているから、もう6年もやっているのだ。この軍曹はその半分の期間=通算3年間もイラクにいたことになる。戦場に3年。以前はボスニアにも出兵していたそうだ。職業軍人なのだから当然といえばそれまでなのだけれど、人はどれほどの期間、戦場にいることに耐えられるのだろうか。


何があったにせよ、あと6週間で戻れたというのに。


イラク戦争
 連合軍戦死者 4,613人(米軍 4,296人)
 負傷者 31,245人
 
イラク民間人犠牲者 91,926〜100,351人

アフガン戦争
 連合軍戦死者 1,136人(米軍 679人)
 負傷者 2,820人


CNN.com
iraqbodycount.org



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ハーレムで繰り広げられるフライドチキンvs.ハンバーガー対決!st



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