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- ガザ 新年は停戦するのだろうか。
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2008.12.31 Wednesdayここをクリックするとニューヨークデイリーニュース紙のウエブサイトで「ガザ」の写真40枚が見られる。
イスラエルは攻撃を続けると発表。
ここをクリックすると、同じくデイリーニューズ紙の写真スライドショー「オバマと娘たち」。現在ハワイで休暇を楽しんでいる父娘のスナップショット。
不況だなんだと言いながら、やはりアメリカは平和なのだ。
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- ハーレムはフランス人がいっぱい。
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2008.12.31 Wednesday今日、急に入り用なものができて朝10時にハーレム125丁目に買い物に出掛けた。そもそも午前中だし、しかもクリスマス直後なので買い物客は少なかった。けれどヨーロッパ人観光客、とくにフランス語しゃべってる人たちが多かった。
スニーカーの店ではお父さんっぽい人が、奥さんっぽい人と品定め中だった。H&Mに行くと、お母さんが買い物中なのか、お父さんと子供がうんざりした顔で階段に座っていた。歩道でもやたらとフランス語が聞こえてきた。
そういえば先週、黒人資料館に行ったら、ちょうどオバマの写真展をやっていたからか、フランスからの団体客が来ていた。ニューヨーク在住のフランス人らしい女性ガイドがホールに立ち、右側を指して「オバーマ」、左側を指して「トイレット」を繰り返していた。「どちらでもお好きな方に行ってください」ってことか。オバマとトイレが並列なのね、とちょっと可笑しかった。
フランスは景気がいいんでしょうか?
ところで、彼らはニューイヤーズ・イブにタイムズスクエアに行くのでだろうか? さっき天気予報で「大晦日は雨まじりの雪で、年越しの瞬間はー7度」と言っていた。うちに居るのがいちばんかな。
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- 年の瀬もアフリカ式で。
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2008.12.30 Tuesday今日、ツアーでアフリカン・テキスタイルの店に行った。というか、ツアーのルートに入っていていつも行ってるんだけれど、ちょうど赤ちゃんを抱いた女性のお客さんが、やわらかいベビーピンクの布を「3ヤード」と注文していた。
オーナーはお客さんに「アフリカ式でいい?」と聞いた。
お客さんは「いいわよ」と答えた。
わたしがオーナーに聞いた。「アフリカ式って何?」
オーナーが答えた。「物差しを使わずに布を量るんだ。でも正確だよ」。
腕の長さで布を畳み、それを2回繰り返した。
お客さんは「1ヤード1ドルなんて、とってもお買い得だわ」とニコニコ。
赤ちゃんは生後2ヶ月だそう。
もちろん、女の子。
ハーレムは年の瀬ものんびり、のんびり。
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- NYPD、しっかりして欲しいもんだ。
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2008.12.29 Monday前々回に書いたニューヨークのコート寄付運動、今年は例年にくらべて寄せられるコートの数が少ないそうだ。不況ゆえに、いつもなら「もう着ないわね、寄付しちゃおう」レベルのコートが、「新しいの買えないから、このまま着続けよう」となっているのだと思う。不況だからこそ困窮者の数は格段に増えているから数が不足し、なので期間を延長するそうな。
だったらNYPD(ニューヨーク市警)にはもう少し、しっかりして欲しいものだな。
寄付期間は12月1日に始まり、ニューヨーク市内すべての警察署で受け付けていることになっている。なので12月になって最初の週末に近所の警察署(つまりハーレム)にダウンジャケットを持って行ったら、受付(?)の若いおまわりさんに「は?」と言われてしまった。
「コートドライブ、1日から全警察署でやっているはずなんですけど……」と言ったら、若い警官くんは背後のベテラン警官に「そうなの?」と聞く。するとベテラン氏は「月曜から、やるかなぁ」などど答える。月曜って8日じゃないの。1日開始と、あれほどテレビやネットで広告しておきながら。
ま、NYPD、しかもハーレムだし。
こんなもんです。
明日あたり、そろそろ再チャレンジで持ち込んでみますわん。
NYPD のお巡りさん、実は結構大変な仕事ではあるのだけれど。
写真は地下鉄とかバスとかによく貼ってある「警官銃撃の報告(密告)報償金」のポスター。警官への銃撃の情報をタレ込むと1万ドルがもらえる仕組み。命がかかってるような仕事していると、他のコトには対して気が回らなくなるんでしょうか。
そういえば以前、ハーレムのスタバで並んでいた時のこと。コーヒーを注文していた若い黒人男性警官、スタバの店員と友だちみたいで、「もうすぐロースクールに行くんだ。警官、早く辞めたいんだよね」なんて言っていた。そうか、弁護士になるのか。エラいな、お巡りさん。
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- 爆音クリスマス in ハーレム
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2008.12.27 Saturdayやかましいクリスマスだったなぁ。自宅で家族・親戚だけの少人数でこじんまりとやった割りには。
まず、テレビのボリュームが高い。なので会話の声も大きくなる。背後では携帯でしゃべっている者もいる。だから真剣に映画(DVD)に見入っている者が「うるさくて聞こえないよ」と言いながら、テレビのボリュームをさらに上げる。
やはり根源はテレビの音量なのだ。「ここは映画館か」と思うほどに上げる。以前は「何故だ?」と不思議だったけれど、この環境で育った子供たちにとっては爆音が標準なのだ。だから異常にうるさいバーやレストランがあって、わたしなどは「なぜゆえに叫び合って会話しなければならないレストランにわざわざ出掛けるのだ」と思うけれど、あれだってこっちの人にとっては全然OK。
ま、それでもそれなりに楽しいクリスマスではあったかな。夫の妹がいつもDVDを何枚か持って来てくれる。ディナーのあとにプレゼントを交換してから、パイとアイスクリームを食べながら観るのが我が家の習慣なのだ。
妹のセレクションには、いつも必ずB級ブラックムービーが含まれていて、映画館で上映されずに直接DVDになるやつなんだけれど、「よくぞここまで」呆れるほどつまらないものもあれば、「低予算なのに、よくがんばったね」となるものもある。昨日の映画は無名俳優ばかりだし、タイトルもまるっきり忘れたけれど、ほのぼの笑えるロマコメだった。
こんなささやかなクリスマスも、ま、いいもんです。
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携帯サイト「ソウルトレイン/ニューヨークの壷」更新!
今年最後の回は、なにもかも値上げのニューヨーク、来年の経済動向を占う。
……そんな大それたもんではないです。結構笑える値上げもあったりして。
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- NY 家族ホームレス急増 コートを寄付
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2008.12.24 Wednesday
とんでもない経済危機に見舞われているニューヨーク、
家族ホームレスの数が過去最大に。
現在、9,720家族が市のホームレス・シェルターに寝泊まりしている。
ところが来年、州のホームレス支援予算は1,100万ドルの削減となる。
■■■ コートドライブ(コート、ジャケットの寄付)■■■
毎年恒例のニューヨーク市コート寄付運動 12月1日〜31日
新品または傷みの少ないコートやジャケットを市民から寄付してもらい、ホームレスや困窮者に配るというキャンペーンで、寒風にさらされて凍える自由の女神がシンボル。大型駅や警察署に寄付ボックスがあるので、そこに投げ込むだけ。
Click! コートドライブ公式ホームページ Click!
Collection Site Locations
● Weekdays 7:30 a.m. - 9:30 a.m.* (Morning commute only)
*Grand Central Terminal (Graybar Passage)
*New York Penn Station (LIRR and Amtrak concourses)
*New York Port Authority Bus Terminal (Main concourse, 42nd Street entrance)
● Weekdays 7:00 a.m. - 3:00 p.m.
*U.S. Coast Guard Recruiting and Service Center (next to Staten Island Ferry, Manhattan side)
● Anytime
*All New York City Police Precincts
*Janovic Paint & Decorating Centers
*All Oz Moving and Storage Locations
*The Pond at Bryant Park (42nd Street and 6th Ave.)
*Time Warner Cable Stores
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- 季節のご挨拶 from ハーレム
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2008.12.24 Wednesdayあっという間に、もうクリスマス。不況だ、なんだといいながら、それでもそれなりに楽しいホリデーシーズンまっただ中。(皆、楽しいフリをしているだけという気もするけれど。)
そんなわけで、ハーレムから季節のご挨拶。
男気ハーレム
↑大晦日のこのクラブイベント、オバマは来ないです。それをアテに来たりしないように。オバマはハワイで休暇中。以後4年間、休みなんて取れないでしょうから。
※Click! ここ、今は亡きソウルフードレストラン Pan Pan の跡地。Pan Pan はアリシア・キーズ&モス・デフ「You Don't Know My Name」のPV ロケ地 Click!
ロマンチックハーレム
↑教会のフェンスに飾られたリース。
雪と風で吹っ飛びそうで、実はロマンチックどころではなかったのだけれど。
ではでは、みなさん、良い年末年始を過ごしてくださいね。
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- ふたつの世界:ブロンクスとマンハッタン
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2008.12.23 Tuesday先週、ブロンクスの裁判所に行き、ある件を傍聴してきた。ヤンキーズスタジアムの近くに大きな刑事裁判所と、少し小振りな家庭裁判所がある。刑事裁判所のそばには、刑務所からの囚人護送車が停まっていた。そういえば、映画「ブロンクス物語」でロバート・デニーロの息子を演じた俳優、リロ・ブランカトの判決が暗礁に乗り上げている最中だった(*)。裁判所の前でスタジアムの方を振り返ると、その背後にプロジェクト(低所得者用公団)が並んでいるのが見えた。
*リロ・ブランカトの判決が今日、出た。強盗未遂でのみ有罪、殺人罪については無罪となった。デニーロの息子役以降は大した役がつかず、ドラッグにはまってみみっちい強盗をしようとしたところ、相棒が通りかかった警官を殺してしまったのだった
家庭裁判所とは、すなわち家庭内に問題を抱えていて、身内だけでは解決できない者が来るところ。当然、神経質になっていたり、苛ついていいる者も多く、混んだエレベーターでカースワードを吐く女性もいた。ブロンクスという場所柄、多くはラティーノと黒人。分厚い書類のファイルを抱えて歩き回っている官選弁護人には白人も多い。
裁判所での用事が済むと、別の用事でマンハッタンのアッパーウエストサイドに直行した。リッチなユダヤ系の多いエリア。昼時だったのでダイナーに入ると、ユダヤ系女性専用みたいな店だった。年配の女性も若い女性も、皆それぞれ楽しそうに女友だち同士でランチの最中。ダイナーとはいえ、店内はこぎれいで料理は美味しかった。ユダヤ系の客が多い店なので、クリスマスのデコレーションはもちろんなかったけれど、ポインセチアの鉢植えが置いてあった。
裁判所を出てからダイナーまで30分程度しかかからなかった。
なのに全く違うふたつの世界だった。
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- アメリカ:政治家もブランド化
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2008.12.22 Monday組閣をほとんど終えたオバマは、家族そろってハワイへ。2週間の休暇。
2年もの選挙戦のあとに、たった2週間の休みで、しかもこれからの4年間(もしくは8年間)、こんな長期バケーションは取れないはず。大統領って大変だ。娘たちはまだ小さいから、ちょっと可哀想な気もする。
で、オバマ一家がハワイにいる間も、ニューヨークでは「ヒラリー上院議員の後継者=キャロライン・ケネディか?」で大騒ぎ。
思うに、民主党のエラい人たちは4年先、または8年先の大統領選まで考えているのではないかなぁ。4年後、おそらく共和党サラ・ペイリンの臆面もない再チャレンジがあるだろうし、恐怖のブッシュ一家再来も有り得る。ブッシュの弟ジェブね。
その時、もしもオバマ政権の人気がなくて再立候補が出来ない場合(我ながら、就任前からこんな縁起の悪いことを書かんでも。)、ペイリン、ジェブに立ち向かえるキョーレツな候補者が必要になる。仮にオバマが2期8年を全うしても、ペイリンもジェブも若いから立候補の可能性はあるし、そもそも他にも強力な候補者は出てくるはず。
で、ケネディ・ブランドはいかがか? キャロラインはまだ51歳だから、8年後でも全然OK。
……ふ〜む。
ちょっと先読みし過ぎな今日のブログでした。
失礼しました。
(アメリカの政治って、それほどイメージ先行、人気投票的な要素があるっていうことで。)
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- 黒人の子供が主人公の絵本 1962年
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2008.12.22 Monday名作定番絵本
The Snowy Day
by エズラ・ジャック・キーツ
作者のエズラ・ジャック・キーツはユダヤ系ポーランド移民の息子で、1916年にニューヨークで生まれている。時代を超えて今も子供たちに愛されている「The Snowy Day」はアメリカ初の、黒人の子供を主人公とした絵本として1962年に発刊。
貧しい家庭に育ったユダヤ系の作家が、1960年代に黒人の子供を主人公に絵本を描いた理由はなんだったのだろう?
ちなみにストーリーは、雪が積もった日に幼い少年が表に出掛けて雪遊びをするだけ。黒人テーマではなく、普遍的な子供の物語。
ニューヨークは一昨日に積もった雪が、まだ残っている。
今夜から明日にかけて、ずっと氷点下の予報。
寒い寒いニューヨークの冬。
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