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マカロニ&チーズとジャンキーとアイスクリーム
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土曜日は天気が良かったので、午後に夫とイーストヴィレッジ〜ロウアーイーストサイドをぶらぶら。

ちょっと話題になっているマカロニ&チーズの専門店 S'Mac で、カロリー炸裂の4チーズ・マカロニ&チーズを食べる。美味しいけれど、いちばん小さなサイズでも完食できず。

アジア系の若いお父さんと、小さな4人の子供が大きなサイズをシェアしていた。お父さんの子と、あとは親戚の子か、近所の子みたい。5人がひと皿のマック&チーズをフォークでつついてる様子は、ほとんど鍋料理。

夫は「美味しいけど、スーピー soupy」とちょっとご不満。白人家庭バージョンにはマカロニにチーズソースを絡めただけのものもあるし、ベイク(オーブンで焼く)してあってもソースがゆるい=スープっぽい=soupy. 対してソウルフード・バージョンはチーズソースが固いのでベイクすると水分が飛んで固形となる。

ちなみに S'Mac 週末はかなり込む。カウンターで注文を取ってたラティーノの兄ちゃん、接客態度は最悪。


それから友人が勤めているメキシカン・レストランをチェックし、ハウストンストリートへ。この辺りも再開発が進んでいる。


日差しが春の陽気だったせいか、ダンキンドーナツの前を通った時に夫が「アイスクリームが食べたい」と言う。なので今年初の「外アイスクリーム」。ダンキンドーナツはバスキンロビンズ(日本ではサーティーワン)と合体しているのだ。

ダンキン、どこにいってもジャンキーがいますな(笑)。ハーレムと違うのは人種。白人の若いジャンキーカップルが大声でしゃべっていた。ジャンキーは独特の歩き方をするし、話し方もおかしい。ドーナツを買おうとか、トイレに行きたいとか、フツーのことを喋ってるんだけど、声が大きくなっていること、身振り手振りも大振りになっていることに本人は気付かない。

隣のテーブルではラティーノの親子連れがアイスクリームを食べていた。9歳くらいの男の子は新製品の Rock'n Pop なんとかっていう、グリーンとパープルがミックスされたエグい色のアイスを食べていた。男の子って、こんなのが好きだ。そのうち3歳くらいの弟がダダをこねて泣き出した。

ごくフツーの家族と、ごくフツーのジャンキーカップルが交錯するダンキンドーナツ @ ロウアーイーストサイド。

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author:堂本かおる, category:ニューヨーク, 00:47
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50発の弾丸 あれから1年
Sean-NocholeLuire 2008-05


ルイール5月号(3/28発売)
連載エッセイ「125th Street, Harlem」はニコール・ベル(写真左)について。
結婚式当日にフィアンセを警官隊に射殺された女性。

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1年前に、ニューヨークのクイーンズ・ジャマイカという地区で起こった事件の裁判が進行中。結婚式当日の早朝に警官隊から50発の弾丸を受けて亡くなった黒人青年、ショーン・ベルの事件。


メディアの報道や関係者インタビューなどを見る限り、ショーン・ベルが「比較的」まともな青年だったことが分かる。ドラッグなどで2〜3回の逮捕歴はあるものの、それほど大したことはしていない。車に同乗していた友人たちのほうがはるかに回数の多い逮捕歴を持っている。


↑これ、日本には当てはならない「ゲットー基準」かもしれない。ドラッグで逮捕されたことのある者がどうして「比較的まとも」なのか。


ニューヨークの公立高校で、まともに卒業できる黒人男子生徒は4人に1人。ショーン・ベルは少なくとも高校を卒業している。ただし、高卒では必ずしも就職はできない。また、黒人男性は大学よりも刑務所に入る人口のほうが多い。


だから犯罪に走っても仕方ない、ということではなく、ゲットーには他にもいろいろとマイナスの環境が揃っている。上記のデータを見ると、仮に自分が真面目であっても犯罪歴のない友人を見つけることは難しいことが分かる。


ショーン・ベル自身も、実は何をして収入を得ていたのか分からない。事件当時、無職でありながら結婚式とハネムーンの手配をフィアンセに内緒で全て整えて彼女を驚かせたというエピソード。その資金をどこから得たのか、公表されていない。


ショーン・ベル自身がどういう人物で、どんな生活をしていたのか、そして何故、警官による銃撃が起こってしまったのか……もさることながら、残されたフィアンセが気にかかる。ショーン・ベルとの間にすでに2人の女の子を持つニコールの人生もまた、ゲットーを体現しているからだ。


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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 22:48
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街角のゲイ・ポスターについて考える
l love my boo今週の1等賞 from ハーレム・ストリート

ゲイの HIV/AIDS サポート団体のポスター

“ゲイとは信頼、尊敬、そして(真剣に)関わり合うこと”


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街を歩き、地下鉄に乗り、コーヒーショップに長居すると、いろんなモノ・ヒト・現象を見掛ける。


今週は、このポスターがその中でナンバー・ワン。


ハーレムの電話ブースに貼ってあるポスター。はっと気付いて足を止めた私と同時に、スーツを着た中年の男性2人も「ワォ!」と声を上げて眺めていた。ここはアンチ・ゲイ・マンが非常に多いハーレム。なので、とてもショッキングな写真なのだ。


ところが、ショッキングであっても嫌悪感はゼロ。それどころか、モデルの2人のあいだに流れる愛情が伝わってくる、とてもいい写真だと思う。先の男性も冗談めかして声を上げ、不快に思っている様子はなかった。(本気で嫌がる人も絶対にいるけど。)


実は携帯サイト「ソウルトレイン/ニューヨークの壷」に、別のゲイ・ポスターについて書いたばかり。そちらはモデルが全然イケてなくて(モデルだから当然、可愛いんだけど、要は「お仕事で写ってます」ってことでリアリティー皆無)、しかも、そのポスターが貼られている場所に大きな問題ありで、私はかなりムッとしていたのだ。


その原稿を入稿した当日に上のポスターを見掛けた。私はゲイ・サポーターでも、アンチ・ゲイでもないけれど、このポスターには見とれてしまい、これを原稿に使えればよかったのに、と思った次第。…残念。


要は広告を作るアートディレクターの、対象への理解とセンスなのかしらん。


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携帯サイト「ソウルトレイン/ニューヨークの壷」金曜更新
こちらは、いろんな意味で問題ありのゲイ・ポスターについて。
st

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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 00:06
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メキシコ違法移民版「ニュー・シネマ・パラダイス」
under the same moon「Under the Same Moon」同じ月の下で

「ニュー・シネマ・パラダイス」のメキシコ移民バージョンと呼ばれている映画を観た。

場所はアッパーウエストサイドの、年寄り専門映画館(?)として知られるリンカーンプラザ・シネマ。ここ、いつ行ってもリッチ&カルチャー系のじじばばでいっぱい。場所柄、引退する前は文化・芸術系の第一線で活躍していた人たちなのだろう。だから、このテのインディー映画をせっせと観に来るのだ。あなどれないじじばばなのだ。


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それはさておき、映画。


メキシコに住む9歳の少年、カリトスの母親は違法移民としてロスで家政婦をしている。毎週、日曜日に母からかかってくる電話を何よりも楽しみにしているカリトスは、明るくて誰とでも友だちになれる、健気で良い子。でもマミーの不在は淋しくしょうがない。ある日、とうとうカリトスは意を決し、たったひとりで国境を渡ることに……。

「母を尋ねて三千里」の現代バージョンか。旅のお供は、おさるのアメデオじゃなくて、やはりイリーガルのメキシコ人男性。この相棒を演じているコメディアンが良い味を出している。

ほのぼの。笑いと涙。感動。
登場人物、全員が善人。
なるほど、「ニュー・シネマ・パラダイス」っぽい。
サンダンスで絶賛されただけあって、良い作品。

ただ、わたし的にはちょっとスウィートすぎるかな……という気も。
「ニュー・シネマ・パラダイス」は、最後に成人した主人公の痛みが描かれていて、あれがよかったのだなぁ……と思う。


ただし、メキシコからの違法移民の苦しい生活が描かれている。違法移民としてアメリカに渡ることが「当たり前」なメキシコ人のメンタリティも。

違法移民はとうぜん法律違反。正論で言えば良くないこと。ただ、メキシコに限らず、貧しい国に生まれた者が、「ビザ無くてもアメリカに出稼ぎに行くのは当然でしょ」と考えてしまう背景が今の地球にはあるのだな。実際、そんな違法移民が全米に1,200万人もいるのだ。

この作品でも、カリトスの母と友人、母をアメリカに送り出した祖母、コヨーテ(不法越境斡旋業者)の誰も違法移民を問題だと思っていない。そんな環境で育ったカリトスも然り。だからカリトスも越境を決意する。唯一の問題は、彼がまだ子供だということ。それだけ。

これってグローバル規模の経済問題なのよ、要は。
そんなことを改めてしみじみと考えさせられた作品でしたマル

↓Under the Same Moon トレイラー



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author:堂本かおる, category:映画, 11:50
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イースターのウサギとマシンガン
easter bunnies昨日はイースター(キリストの復活祭)だった。

友人とセントラルパーク界隈を歩いていると、目の前を市バスが横切った。

バスの中から誰かが私たちに向かって手を振っている。


なんと! イースターバニーだ!

(教会では厳粛なイースター礼拝があると同時に、春の到来を祝うってことなのか、女性は花で飾った帽子を被り、子供たちはピンクのフリフリのドレスを着て、イースターエッグ探しのゲームをしたり。そのシンボルがうさぎ。)

タネ明かし:うさぎの着ぐるみを着た人がバスに乗っていて、その人が見ず知らずの私たちに手を振っていたのだ。この日はあちこちでイースターバニー(着ぐるみのバイト君)が活躍するので、彼も仕事帰りだったのかも。


こんな、のどかなエピソードの後だけど、雑誌 U.S.フロントライン「特集:銃の国アメリカ」のお知らせです。

武装強盗で懲役6年を経験したハーレムの男性、10歳の姪っ子を銃撃の流れ弾で亡くしたブロンクスの女性にインタビューすると同時に、アメリカの銃を取り巻く環境や、マシンガンすら買えてしまう銃法について書きました。


アメリカでは今、店頭に並んでいます。
日本の方は、ここから記事をダウンロードできます。

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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 03:51
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裁判ネーション・アメリカ
今、友人知人の3人が裁判中。
それぞれ仕事や人生がかかっていて、裁判の成り行きがとても気にかかる。

以下2件はメディアですでに報道されているので、詳細を記します。個人的な内容の1件は省略します。


1)NHK「おはようニッポン」に登場してもらったハーレムの老舗レコード店、レコードシャックのオーナー、シクフル・シャンゲ。大家である教会は立ち退き要求の理由も告げなければ、「家賃を上げてもいい」というシャンゲさんとの交渉にも応じず。なのでシャンゲさんは40年続いた店を存続させるべく、署名と支持者を集めて裁判に持ち込み、ただいま係争中。





2)ミートパッキングエリアのオシャレ高級レストラン、ブッダバー勤務のウェイター、アルトゥーロ・レイスとバスボーイなど6名が、レストラン側の不当な雇用、賃金未払いに対して集団訴訟中。もっとも、原告側のリーダーである友人アルトゥーロはすでにこのレストランを辞めている。この訴訟に勝っても負けても、この先、ニューヨークのレストラン業界で働けるのだろうか?

ブッダバーはフランス人経営の会社が仕掛けている
フュージョン・アジアン・レストランとでもいうか、店内にある巨大な仏像がウリの店。……日本人的には「どうよ、これ?」と思うけれど、以前は話題のレストランとしてメディアによく取り上げられていた。



訴訟の件を伝える雑誌 New York の記事

それにしても、ニューヨークってここまでしないとサバイバル出来ない、本当にキビしい街なのだなと、つくづく思う。私自身も数年前、ある会社をギャラの未払いで訴えようかと考えたことがあった。幸いにも金額が少なかったので、訴訟にかかる時間と手間が無駄に思えて実行はしなかったけれど。(その会社が今ものほほんと経営を続けているのを見ると、やっぱり訴えるべきだったかと、たまに思う。)


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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 12:31
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ラティーノ票がオバマに! ヒラリー益々やばし!
rishardsonビル・リチャードソン
ニューメキシコ州知事

最近、政治家のおじさんの写真ばっかり
アップしてますが。


今回の大統領選に立候補し、早々に脱落したビル・リチャードソン(ニューメキシコ州知事)が、仲の良かったヒラリーを裏切ってオバマ支持を表明。これはヒラリー、痛い。


なぜならビル・リチャードソンは、今もっともパワーのあるラティーノ政治家だと言われていて、ラティーノに人気のないオバマにはとてつもないサポートになるのだ。逆に言えば、ラティーノから支持されているヒラリーは確実に票を失うことになる。


それはさておき、ビル・リチャードソンって面白いバックグラウンドを持っている人なのだな。ラティーノなのにリチャードソンという英語姓を持っているのは、父親がアメリカ白人で、母親がメキシコ人だから。


父親はメキシコシティの銀行で働き、メキシコで結婚。ビル・リチャードソンはメキシコで生まれ育ち、アメリカの高校に入学するために14歳でマサチューセッツに移っている。アメリカとメキシコの二重国籍のはずだから、「生まれついてのアメリカ市民権保持者」なので大統領になる資格があるのだ。


アメリカって、こういうところは鷹揚でいいですな。でもガイジンは帰化しても大統領にはなれない。シュワルツネッガーは悔しい思いをしていると思う。

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author:堂本かおる, category:2008大統領選・政治, 11:18
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ベトナム料理 → レゲエ
昨日、友人がチャイナタウンにあるベトナム料理屋に連れていってくれた。レストランというより料理屋という感じの店。


あっさりしたものしか食べたくなくて、「ベジタブル・フォー」を注文したら、ウェイターのおじさんに「野菜!? チキンかビーフは入れなくていいのか?」と突っ込まれた。肉を食べたくなかったから、わざわざメニューを指差しながら「ベジタブル・フォー」って注文したのに、なんだか叱られた気分だったぞ。具の肉から美味しいダシが出るのかな。野菜だけでも十分に美味しかったけど。じゃ、次回は肉ダンゴ・フォーでも食べよう。


それからレゲエを聴くために、ロウアーイーストサイドを目指してキャナルストリートを東へと歩く。行けども行けども中国語の看板が続く。「もうそろそろロウアーイーストサイドだよね」というエリアを抜けて、「ここは絶対にロウアーイーストサイドだ」という辺りまで来ても、まだチャイニーズレストランがある。


ロウアーイーストサイドは昔は東欧ユダヤ系の街で(だから有名なカッツ・デリがある)、その後にラティーノの街になり、最近はオシャレっぽい白人の若者が集まるバーやギャラリーも出来ている。そこへ、どんどん浸食する中国人。


ちょっと気になり、家に帰ってからウィキってみた。チャイナタウンが隣接するリトルイタリーを食いつぶしちゃったのは周知の事実で、さらにロウアーイーストサイドまで拡張し、1970年代頃のチャイナタウンに比べると今は4〜5倍の面積になっている。


けれどチャイナタウンもやっぱりマンハッタン。家賃の高騰で新規の移民は住めなくなっているらしい。あぁ、ニューヨーク。


それにしてもフォーは美味しかった。なおちゃん、ありがとね。また行こうね。

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今回はアフリカはセネガルの母の味。
もう、めちゃくちゃ美味しいのだ、アフリカの炊き込みご飯!
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author:堂本かおる, category:エスニックカルチャー, 01:21
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スパイク・リー新作「セント・アナの奇跡」
92ndスパイク・リーの新作「セント・アナの奇跡」は、第一次世界大戦で活躍した黒人部隊 “バッファローソルジャー” を描いた作品。
アメリカ2008年10月公開予定。

← バッファローソルジャー 92師団のトレードマーク


原作はベストセラー「母の色は水の色」の著者、ジェームズ・マクブライドの同名小説。「母の色〜」=ユダヤ系の母親と黒人の父親を持つ著者のアイデンティティ模索の物語。(興味のある人は画面左の "Let's 読書"を参照してくださいませ。)


昨日、「セント・アナの奇跡」に兵士役で出演したモデル/俳優のエズラ・マベンゲザにインタビューした。バッファローソルジャーはアメリカの黒人部隊の話だけれど、エズラは南アフリカ共和国出身。これまではモデルとして活躍していたものの(めっちゃ男前。)、「ER」出演がきっかけで演技に目覚めとかで、今回の映画デビューは端役ながら本人にとって大きな意味があるようだった。


クリック! 「セント・アナの奇跡」の一場面。主役はデレク・ルーク。この人、お母さんはガイアナ人(カリビアン)だったんですね、関係ないけど。


エズラはアパルトヘイト下の南アで人権活動家の両親の元に生まれ育っていることから、アパルトヘイト撤廃後も貧困や HIV/AIDS の蔓延で困難な状況にある祖国に、グローバル規模で貢献をしたいと考えている。(ここでは詳細は省くけど。)


インタビューは SOHO の本屋のカフェで行った。1時間以上も彼の生い立ちや仕事、思想を聞いてレコーダーを止めた後も、エズラは自分のアイデアを落ち着いた知的な口調で、けれど滔々(とうとう)と語り続けた。


すると、隣の隣のテーブルにいた20代前半の若い白人女性が、「おじゃましてごめんなさい。あなたの名前を教えてください。お話にとてもインスパイアされたので」と話しかけてきた。


純真そうな女性の様子を見ていて、「なるほど、きっとオバマも、こんなふうに白人リベラル層に支持されているんだ」と、妙に納得したのだった。ふむ……。

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そのオバマは、とうとう「黒人であることについて」を演説し、いやもう、大論議をかもしている。今回の選挙、どこまで盛り上がるのか。あれほど人種に関して語ろうとしなかったオバマも、成り行き上、ついにハラくくって語らざるを得なくなったわけだけど、この件は書くのに体力がいるので、次回にゆずります。

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author:堂本かおる, category:映画, 20:47
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ミュージック・マガジン「黒人にとってのオバマ」
MMミュージック・マガジン 2008年4月号
3/18発売

「黒人有権者にとってオバマは『コクジン』なのか?」というテーマで記事を書きました。

Points of View というコーナーです。写真ない地味なコーナーですけど(笑)、おもしろい内容になっていると思うので、読んでみてくださいませ。


さてさて、ニューヨーク州知事のコールガールで辞任問題も一応のカタが付いた。……いや〜、実は新知事となったパターソンが就任式の後で、「実は私と妻もそれぞれ浮気してた時期があるんでねすよね。結婚って、そういう時期があるじゃないですか」と、自白記者会見。

そういう時期があるかどうかはさておき、自白しておかないとスピッツァーみたいにヤラれちゃうから予防線。パターソンの場合は「妻もやってた」ので両成敗。しかも使ったホテル代が「456ドル」で、スピッツァーの8万ドルに比べると、かわいいもん?

アメリカの政界って、やっぱり大変というか、かなりヘンではある。


とにもかくにも、ニュースの話題はふたたびオバマ vs.ヒラリーへ。とはいえ、すでに指名を勝ち取っている共和党マケインがオバマやヒラリーより優位という世論調査の結果が出ているのよ。日本ではオバマ饅頭とか、あまり意味なく盛り上がってるみたいだけど、11月には「マケイン大統領」が誕生している可能性も大きい。(それに貢献しているラルフ・ネイダー。ええかげんにしてほしいものです。)

こんな状況ではありますが、本日発売のミュージック・マガジンに「黒人にとってオバマはコクジンなのか」、つまり黒人有権者はオバマが黒人だから支持しているのか、それとも政策に賛同してなのか、はたまた人種を超えたカリスマ性ゆえなのか?を突っ込んだ内容です。


オバマが立候補を表明して以来、黒人有権者のオバマ感はドラマチックに変化してきたし、今も変化しつつあるように思う。そんなことに興味ある方はご一読を。

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author:堂本かおる, category:2008大統領選・政治, 03:40
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