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オバマがアポロ劇場にやって来る!
Obamaオバマ、ついにハーレム、アポロ劇場に!

バラク・オバマ大統領候補(民主党)
イリノイ州上院議員

(ほんとはあんまり来たくないんだけどね……という、つぶやきが聞こえてきそう。何故、来たくないかって? 黒人候補が黒人贔屓をあからさまに見せると、白人有権者にそっぽを向かれるから。まじめな話、大統領とは一国の最高責任者であって、特定の人種グループの擁護者であってはならないのだ。)


↑ さわやかにスマイルしてるけど、年明け早々から予備選が始まるので、オバマもそろそろ必死の形相になってきた今日この頃(笑)。

今夜、黒人コミュニティーのメッカ、ハーレムはアポロ劇場にオバマがやってくる。いやー、ハーレムのおばさまたちは手強いからねぇ、オバマ、いかに彼女たちを丸め込むか?

いやいや、実はこのアポロ、完全にメディア向けのイベント+資金集めだと思う。なんたってチケット50ドルですから。キャパ 1,500人で75,000ドル也。 本当にハーレムの一般人に自分をアピールしたいなら、無料でやるでしょう。少し前にワシントンスクエアでやったみたいに。

ところで、ハーレムのおばさまたちは何故、熱烈ヒラリー支持なのか?
おばさまたちが大好きなビル・クリントンより、よっぽど男前なのに、何故「プレジデント・オバマ」はダメなのか(笑)?

その答えは……
携帯サイト「ソウルトレイン/ニューヨークの壷」で!
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author:堂本かおる, category:2008大統領選・政治, 07:38
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人種差別主義者の大統領?
Rudyルディ・ジュリアーニ大統領候補(共和党)
元ニューヨーク市長

あの頃は黒人ニューヨーカーにとことん嫌われ、写真にチョビひげ描かれて「ヒットラー」とか呼ばれてましたが、とうとう念願の大統領選へ。しかし、目前には天敵ヒラリーが立ちふさがっている。


You Tube & CNN 主催の大統領選ディベート(共和党編)があった。なんたって1月3日に予備選の第一弾がアイオワ州であるのだ。お正月もへったくれもないのだな。こっちは本当に元旦オンリーで、2日から丸っきり平日だから。

一般人が候補者への質問をビデオで作って You Tube に投稿、選ばれた作品が会場でスクリーンに写し出され、候補者が答えるという形式。

今のところ、いちばん支持率が高いのは元ニューヨーク市長のジュリアーニだけれど、コンサバな州では人気薄。なぜなら堕胎(OK)、ゲイの結婚(OK)、銃規制(必要)など、共和党員と言えども、かなり民主党寄りのポリシーを持っているから。

覚えているだろうか、ジュリアーニは9.11テロで大活躍して「アメリカの市長」と呼ばれる前は、犯罪発生率の激減を目指してマイノリティー(=若い黒人男性)に厳しい政策を取り、「人種差別主義者」と呼ばれていたこと。

けれど今日のディベート、8人いた候補者の中で、主張の内容にもっとも納得できたのがジュリアーニだった。移民政策に関しても他の候補者と違い、「100%閉め出し」策は考えていない。そんなことをすると、ニューヨークでは弊害の方が大きくなるから。堕胎(OK)、ゲイの結婚(OK)、銃規制(必要)も、すべて同じ理由から。

たとえば中絶絶対禁止にしたら、貧しいシングルマザーが今よりさらに増えること必至。男は養育費払わないから、彼女たちは生活保護に頼り、結果的に税金の大きな支出となる。ニューヨーカーにとっては、神様を怒らせてでも(笑)出費を押さえたいということ。

逆に言えば、私が「何ワケわかんないこと言ってんだ」と思った他州の候補者の主張は、そのエリアに住む人にとっては「そう、そう、その通り!」なのだろう。

これはアメリカの物理的な広さ、それに由来する、それぞれの地域の人種、経済、文化、宗教の違いの賜物だ。

とは言え、不法移民問題で「家の改装にやってきた工事人が『ヘンな訛り』でしゃべってたら……」などとヘーキで口にするミット・ロムニーなんて、私はどうかと思うが。(私だって「ヘンな訛り」でしゃべってるけど不法移民じゃないし、そもそも外国訛りの英語を「ヘン」って、それ自体がすごい。まぁ、本音ではあるんだろうけれど、曲がりなりにも大統領になりたい人物なわけでしょうに。)

というわけで、ジュリアーニに軍配のディベートでした。

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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 14:47
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サンクスギビング・お葬式・ルイール
サンクスギビングのターキーの残り、毎日あれこれ、手を変え、味を変えて食べ続けたら、なんだか体内が七面鳥化してきたような気が。夫も「もう、今夜で最後だよね?」と泣きを入れてきたので、明日はサカナにしよう。

実はサンクスギビングの直前に親族が亡くなり、サンクスギビングは少人数の家族だけでひっそりと食事。その場がお葬式の段取りの相談会になったりもして。

そしてサンクスギビング明けの週末に葬儀。

アメリカの墓地はだだった広い。日本のように仕切りはなく、一見、ポンポンと好き勝手に墓石を配置しているように見える。墓石のサイズもデザインも、とことん好き勝手。

お金持ちだと思うけれど、白い石造りの小さな家のようなゴージャスなお墓もある。映画「追跡者」に出て来たような。

普通サイズの墓石もシンプルな四角いもの、聖人の彫像が据え付けられているもの、赤っぽい石で造ったハート型のものと、いろいろ。あちこち見て回ったら、もっといろんなデザインに巡り会えるはず。

家の墓石付近でいちばん印象に残ったのが、十字架とダビデの星を彫ってあったもの。ダビデの星とは、正三角形ふたつを組み合わせた、ユダヤ教のシンボル。墓石のファミリーネームはイタリア系だったので、イタリア系でカソリックの旦那さんと、ユダヤ系の奥さんだと思う。

信仰が異なっても恋に落ち、どちらも改宗することなく連れ添って、今はふたりで仲良く同じお墓の下。……なんとなく良い話。プラス、とてもニューヨークな物語でもある。

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Luire 2008-1ルイール2008年1月号(11/28発売)
連載エッセイ「125th Street, Harlem」

もう1月号なんですねー。いやはや。
今回はマイ・ヘイシャン・ブラザー、SidLocks へのインタビュー。実はルイール2004年8月号で彼にインタビューしている。共通の友人に「興味深い人がいるからインタビューしてみて」と紹介されたのだ。
あれから3年5ヶ月 …… 刑務所、イベントMultiHop主宰、ハイチ人であることのプライドと困難 …… 今すぐ本屋へダッシュで奪取!


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author:堂本かおる, category:エスニックカルチャー, 14:44
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イーストハーレムでもらった中国のブレスレット
bracelet日曜の午前11時。イーストハーレム125丁目の駅。スパニッシュハーレム・ツアーの集合場所に出向くべく、6番線のプラットホームで地下鉄を待つ。

あまりの空腹に売店でアーモンドスニッカーズを買い、ホームで立ち食い。売店のウィンドーに飾ってある雑誌の表紙にすんごいセクシーなポーズのモデル、身体の凹凸があまりに見事で、食べながらちょっと見とれる。


スニッカーズの糸を引くキャラメルと格闘していると、誰かに「これ、あげるよ」と声を掛けられた。顔を上げると、大柄で人の良さそうな顔付きのプエルトリカン青年。なんとなくテディベアを連想させる感じ。

彼の手にはシルバーのブレスレット。きっと盗品でも売りつけようとしているのだと思い、「ノーサンキュー」と答える。するとラティーノ・クマさん系青年は、「違うよ、あげるって言ってるんだ」と、ブレスレットを差し出す。

「うちが入ってるビルが焼けちゃってさ、チャイニーズの店もあったんだけど、これは焼けずに残ったモノなんだ」「ほら、これもそうなんだ」と、シルバーアクセサリーがいくつか入った小さなジップロックを掲げてみせる。

「あなたにチャイニーズの店の焼け残り品を持ち出す権利があるのか」とか、質問は一切しなかった。この時点でもまだ相手の意図が掴めなかったから。

彼は続ける。

「このリングはマムにあげるんだ。でもブレスレットはマムには小さ過ぎるから。彼女の手首、太いんだよね。でさ、君、シルバー好きみたいだから」と、シルバーのリングをいくつもはめている私の手を指差す。

なるほど、顔付きどおりの人の良い青年だったのだ、持ち出しの経緯はともかく。じゃあ、好意は受け取ろうと思い、彼がお母さんにあげるピンクの石がはまったリングを「それ、きれいね」と言い、ブレスレットは「ありがとう」と受け取った。たぶん、これを着けることはしないと思うけれど。

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携帯サイト「ソウルトレイン/ニューヨークの壷」、金曜日に更新してます。
今回はジョン・レジェンドやリュダクリスもやってくる、ハーレムの美味しいソウルフード・レストランについて。
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担当者さんに値段を聞き忘れたので、サイトをチェックしてみてください。
(日本でしか見られないんですよ、このサイト。だから連載しているけれど、私は見た事がない!)
※「ロゴ」と「顔」、それぞれ黒・白・グレー、男女各サイズあります。
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携帯サイトを持っている皆さん、サイトへのリンクもよろしくお願いします。
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author:堂本かおる, category:ラティーノ, 16:56
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ヒラリー大迷惑:不法移民に免許
Lou Dobbs ← アメリカの石原慎太郎、ルー・ドブス
http://www.losblogueros.net/

国家を揺るがす大論争になった「不法移民にも免許あげちゃおう」by ニューヨーク州知事。(大論争を煽っていたのはアメリカの石原慎太郎こと CNN のルー・ドブスなのだが、彼についてはいずれまた。)

結局、国をあげての非難囂々、もうどうしていいか、言い出しっぺの州知事にも分からん、お手上げ状態になって、案は引っ込められてしまった。


この件、いちばん貧乏クジを引いたのはヒラリー・クリントンかも。

マイノリティー票が大きな味方のヒラリーは、マズい立場に立たされることは分かっていたと思うんだけれど、「賛成」と言ってしまい、大統領選の支持率を大きく下げてしまった。なのに案件は無くなってしまったわけで。ヒラリー、州知事のこと一生恨むと思う。

参考:過去ログ
11/08 イリーガルに免許、死んでも反対!(下段の記事)
10/18 NY州知事は困ったちゃん

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author:堂本かおる, category:2008大統領選・政治, 06:30
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ゴンザレスの逆襲
日本の名字、人口の多いベスト3は「佐藤」「鈴木」「高橋」だそうで、アメリカの場合はこれが「スミス」「ジョンソン」「ウィリアムズ」となる。スミスが一番って本当だったのだな。

ちなみに「ジョンソン」「ウィリアムズ」には黒人も多いけれど、黒人のスミスさんは少ないらしい。

以下、「ブラウン」「ジョーンズ」「ミラー」「デイビス」と続くのだけれど、1990年の国勢調査ではベスト10に入っていた「テイラー」「ムーア」が2000年は圏外に。その理由はラティーノ姓の大増殖。

「ガルシア」「ロドリゲス」が堂々のベスト10入りを果たし、他にも「マルティネス」「ヘルナンデス」「ロペス」「ゴンザレス」がじわじわとベスト10入りを狙っている。あと20年もしたら、ベスト10の半分はラティーノ姓になってるかも。

といっても西海岸やテキサス、アリゾナ辺りでは、すでにそうなっているのかも。

そうそう、22位の「リー」さんに関しては、前々から面白いと思ってた。スパイク・リーとか、アメリカ人にもある姓だけれど、中国系の「李」さんもかなりいるのだ。英語だと同じ「Lee」となるので、合算で22位を獲得できているわけ。

参考:New York Times, In U.S. Name Count, Garcias are Catching Up with Joneses
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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 02:56
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クラックコカイン・養子・シングルマザー
NJC ←ニュー・ジャック・シティ(91)
 ウェズリー・スナイプ
 アイスT
 マリオ・ヴァン・ピーブルズ(監督)


「アメリカン・ギャングスター」は1970年代のハーレム。
「ニュー・ジャック・シティ」は1980年代のハーレム。

どちらもドラッグについての映画。

「ニュー・ジャック・シティ」で描かれているクラックというドラッグは1980年代半ばから1990年代初頭にハーレムを、ニューヨークを、とことん荒廃させた。

あれから20年。

クラックの物語は、実はまだ終わってはいない。

あの時期にクラック中毒の母親から生まれた「クラックベイビー」たちは今、10〜20代。当時すでに小中学生で親の凋落を目の当たりにした子供たちは今、30代。

当時、里子や養子に出される子供の数が急増、その多くが黒人やラティーノだったことは、このクラック禍と密接に結びついている。

U.S.フロントライン12月第1週号の巻頭特集「あなたを待つ世界の子供たち〜アメリカ養子事情」には、アンジェリーナ・ジョリーやマドンナの行った海外養子の背景と共に、アメリカ国内で親を無くして養子となることを待つ子供のたちのことも書いた。

インタビューした28歳の若者はハーレムで生まれ育っている。母親がクラック中毒、ロクに会ったこともない父親は刑務所の中だったがゆえに、里子に出されている。

「クラック」・「養子」・「シングルマザー(昨日のブログ参照)」
一見、まったく繋がりがないよいうに思える事象が、実は密接に結びついていて、それがゲットーをゲットーたらしめているのだ。

携帯サイト「ソウルトレイン/ニューヨークの壷」更新デー
今回は映画「ニュー・ジャック・シティ」について。

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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 18:12
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ルーツレゲエ・ジャズドラム・シングルマザーの怒り
Ossieオジー・デリモア
Ossie Dellimore
@ Wicked Willie's


友人のライブへ行った。
いいシンガーなんだ、彼。
歌、上手いんだ。
なので、チャンスがあるごとに行く。


今日のライブはドラマーさんも大当たりだった。
ラスタマンなのでレゲエ専門かと思うんだけれど、
まるで職人ジャズドラマー。
猫背でドラムに覆いかぶさって
タムとスネアで勝負。
チッチチー、チッチチー。
これが不思議とレゲエに良く合うのだ。
オジーの歌い方がシャープだからかなぁ。

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今日のもうひとつの収穫は
「怒れるシングルマザーの逆襲」。

前座の女性レゲエシンガー「ディオンヌ・ブレイズ」は、ゆったりとした R&B が好きなタイプ。彼女のマイミク、じゃなくてマイスペースにはホイットニー・ヒューストンもいるくらい。そんな彼女が他の曲とは全くトーンの違う、怒りの1曲を披露。

恋人に子供を生ませておきながら、まったく面倒を見ない無責任男へ「いい加減にしなさい!」「責任を果たしなさい!」と詰め寄る歌。

バンドのメンバーとか、罪悪感ありありで演奏していたのか(笑)。

実はルイール11月号でインタビューした詩人の「ラディーヤ」も同じテーマで詩を書いている。ただし、ラディーヤは「怒り」の段階をすでに通り越していて、すでに悟りの境地(?)(英語ではあるけれど、彼女のブログを読んでみてほしい。)

アメリカの黒人女性アーティストたちはシングルマザーであることに、うんざりし始めているのだ。子育て、仕事、アート……無理矢理に精一杯がんばってはいるけれど、「これは違う」と思い始めているのだ。

このあたりのこと、ルイール11月号を読んでみてほしい。

新しいガールフレンドを作っては楽しそうに振る舞っている男たち、彼らには必ず子供と、「オレの子供の母親 my kid's mother」がいる。彼らは子供の母親を「元彼女 my ex-girl friend」とすら呼ばず、「オレの子供の母親 my kid's mother」と呼ぶのだ。

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author:堂本かおる, category:レゲエ, 18:10
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MULTI HOP-tokyo pop
TOKYO-POP


マイ・ヘイシャン・ブラザーこと SidLocks 主宰のマルチホップ・イベント、今回は趣を変えておしゃれなスシバーでの開催。

マンハッタンのアッパーウエストサイドにあるジャパニーズ・フレンチ・フュージョンのレストラン、Tokyo Pop に日本人女性ヘアブレイダー Miho、ネイルアーティスト Fumic、ボディペインター Chica が登場。入場者は無料でヘア・ネイルをしてもらえますよん。DJ陣は Magic Mike, Star Child, Boy Wonda

11月24日(土)10pm - 4am
$20(2ドリンク付き) 要ID(身分証明書)

Tokyo Pop
2728 Broadway (bet. 104th & 105th Sts.)
New York, NY 10025
Phone: (212) 932-1000
地下鉄1番線 103rd St.下車

落ち着いたアッパーウェストサイドで、しかも駅の側。ちょうど日本から来ている人にも行きやすい場所です。レッツらゴー!

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author:堂本かおる, category:ブラックカルチャー, 21:33
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映画館にてアル中の爺さんと隣り合わせる
Jay-ZAmerican Gangster 1


↑ Jay-Z                   ↑デンゼル・ワシントン
(この物まねはビミョウ……)

タイムズスクエアのシネコンに「アメリカン・ギャングスター」を観に行った。デンゼル・ワシントンが、1970年代に一世を風靡した実在のドラッグディーラーを演じた話題作。去年、ハーレムで盛んにロケをしていたので楽しみにしていた作品だ。

実は11月2日の公開早々、海賊盤DVDを手に入れて観たのだった。……などと告白すると、「そういう行為がクリエイターの利益を蝕み、引いては映画界全体の……」なんていう抗議のメールが来るのが目に見えているのだけれど、人にはそれぞれ事情があるということで。

 と言いつつ、ハーレムのダンキンドーナツで中国人のおねえさんから買った海賊盤は、いつも海賊盤を買っているらしい甥っ子も驚嘆した高画質なのだった。劇場での盗撮ではなく、マスターから落としたものだろう。これはやはり問題だなぁ。(業界内部のね。)

おかしかったのは、DVD行商の中国人のかわいいおねえさん。ダンキンに入って来て、ドーナツを食べている黒人客には「DVD! DVD!」と声を掛けるのに、私には何も言わない。ところが、ちょうど「アメリカン・ギャングスター」を買ってくるよう頼まれていた私が5ドル也でお買い上げすると、たどたどしい英語で「もう1枚買う?」 移民はたくましいのだ。

で、その日、素晴らしいクオリティーの海賊盤を観はしたものの、必要があって今日、映画館で見直してきた。

タイムズスクエアの映画館、昼間なのに結構込んでいるのはブローウェイ・ミュージカルがスト中につき、仕方なく映画に切り替えた観光客のためだろうか。私の右隣にはカップルが座った。幸いにも左には誰も座らなかったのでコートとバッグを置いた。

映画が始まって20〜30分もしたころ、杖をついた黒人の爺さんがふらふらとやって来て、いきなり私のコートの上に座った。「あ!ちょっと! コートとバッグを取るから!」と言っても返事もしないし、立ち上がりもしない。息が酒臭い。座るなり、ひざをカタカタ貧乏ゆすりを始めて、それが止まらない。アル中なのだ。

でも大人しく画面を見つめているし、害は無さそうなので、コートを取り戻すと私もそのまま映画に戻った。

映画のクライマックスが終わり、あと20分くらいで終わるという頃(海賊盤を鑑賞済みなのでストーリーは分かっているのだ。)、アル中の爺さんはいきなり立ち上がり、ふらふらと出て行った。

暖を取ったり、眠るために映画館にやって来るホームレスもいる。大方の場合、彼らは映画など観ずに眠りこける。なのに、今日の爺さんは熱心にスクリーンに見入っていた。そもそもタイムズスクエアの映画館は11.75ドルもするので、ホームレスはあまり来ないのに。

ちょっと待てよ、あの爺さん、70代くらい? フランク・ルーカスより少し若いくらい?

デンゼル・ワシントン演じる主役のドラッグ・ディーラー、フランク・ルーカスは実在の人物で、現在77歳。1970年代にベトナム直送のヘロインを、ハーレムを拠点にニューヨーク中で売りまくり、検事に「黒人にそんな大それたことが出来るはずはない!」と言わしめた人物。

うーむ……あの爺さんは “フランク・ルーカスの時代”を体験している世代だ。そう気付くと、妄想がどんどんふくらんだ。「もしかして、ルーカス一味のメンバーだった?」「ルーカスの事業を支えた弟の1人?」……。

アメリカン・ギャングスター公式サイト(日本語)

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