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子どもを守って射殺された母親と、残された12人の子どもたち
10月21日(金)午後2時30分頃に、ニューヨーク市ブルックリン区ブラウンズヴィル地区の小学校付近で銃撃事件が起こった。以下は複数の報道からの抜粋を元にまとめたもの。


ちょうど下校時刻に当たり、現場周辺は小学生と、迎えに来ていた保護者で混み合っていたところを、犯人はビルの屋上から12発を発射。子どもを迎えに来ていたズラナ・ホートン(34歳)は自分の子どもと他の子どもを守るために覆い被さり、顔と胸を撃たれて死亡。(事件直後に妊娠中と報じられたのは誤り) 他に11歳の女児と31歳の女性が負傷。


犯人は逃走したが 12,000ドルの懸賞金が掛けられ、目撃者からの情報提供により後日逮捕。主犯はアンドリュー・ロペス(18)。弟のクリスチャン・ロペス(17)、異父兄ジョナサン・カラスクイロ(22)も共犯として逮捕。3人は地元のギャング・メンバーであり、銃撃の理由はライバル・ギャングへの報復。ズラナを含む被害者はいずれもターゲットではなく、流れ弾に当たって死傷。

被害者のズラナには1歳〜18歳の12人の子どもがおり、その多くは祖父母(ズラナの母親と、その再婚相手)に引き取られる予定。ズラナの夫またはパートナー、子どもたちの父親は報道に一切現れず、ズラナはシングルマザーだったと思われる。


ズラナの2人の兄も1991年、2010年にそれぞれ銃暴力により死亡。


犯人の3兄弟には、それぞれ複数の逮捕歴あり。主犯ロペスのもう1人の異母兄、イスマエル・カラスクイロは2008年に起こした殺人事件で懲役20年の量刑を受けて現在、服役中。

Zurana Horton
12人の子どもを残して亡くなったズラナ・ホートン


被害者と加害者、どちらも複雑な家庭環境であることが分かる。親が離婚再婚をしている、シングルマザーであることなどは「複雑」のうちにはもはや入らないが、暴力事件、殺人事件への深い関与が目を引く。


ブラウンズヴィルのようなゲットーでは実の親に育てられようが、一定の割合の子どもたちが、やがて犯罪を犯し、刑務所に入ることになる。銃撃事件によって親を亡くした12人もの子どもが祖父母に育てられることは、一体何を意味するのか。この子どもたちが暴力の連鎖に巻き込まれないことを切に祈る。



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author:堂本かおる, category:ニューヨーク, 14:48
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