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ブルームバーグ NY市長は黒人の味方? 敵?
ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグは先日、社会的にまだまだ不利な立場に立たされている黒人とラティーノの男性を強力に支援するためのプログラムを立ち上げた。例によって莫大な私財を投入し(なんといっても米国第13位のリッチ)、職業訓練から、その前段階の運転免許取得までキメ細かくサポートする。

Bloomberg
マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長(2002〜現在)


……が、そのプログラムに疑問を投げかける記事がヴィレッジ・ヴォイスに掲載された。


趣旨は、ブルームバーグ市長は黒人とラティーノの男性を救おうとしているが、彼らを窮地に陥れているのは他ならぬ市長自身だというもの。その最も顕著な例が、少量のマリファナ所持による逮捕。本来なら交通違反と同じく違反キップを切られるだけの行為に対し、警官は無理矢理に「逮捕」を行い、したがって多くの黒人とラティーノの男性に「犯罪歴」が付く。いったんこれが付くと就職が非常に難しくなり、貧困と犯罪へと向う。ブルームバーグ市長は、このサイクルにはまって抜け出せなくなった黒人とラティーノの男性たちを、今回のプログラムによって救済しようとしているのだと記事は言う。ちなみに少量のマリファナ所持に対する逮捕件数は、黒人差別主義者として大きく叩かれたジュリアーニ前市長時代に比べ、格段に増えている。


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ブルームバーグ市長は果たしてこれらを全て意図的に行っているのか。そうは思えない。市長は都市の治安を良くしなければならない。貧困を減らさなければならない。生徒の学力を向上させねばならない。この3つはとても複雑で密接に繋がっている。終わりのないサイクルとなっていて、ひとつの事象を向上させようとある手段を取ると、その部分は成功しているように見えて、実は思いもかけないところへ皺寄せがいくことがある。


ジュリアーニ前市長が黒人問題でさんざん非難されたのを目撃しているブルームバーグ市長は、就任直後から黒人リーダーたちとの密接な交流を始めた。けれど現在の市役所内閣(?)には、黒人の登用が少ない。副市長から教育長官となったデニス・ウォルコットが目立つくらいで、他には際立った人物がいない。


さて、これは何を意味するのか。



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author:堂本かおる, category:ニューヨーク, 17:29
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