RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -
ハーレム 黒い天使たち by 吉田ルイ子
Yoshida Ruiko


友人で関西在住のライター、田村のりこさんが復刻版「ハーレム 黒い天使たち」吉田ルイ子 を送ってくれた。(最近、もらってばっかり。嬉。)


フォトナーナリストの吉田ルイ子さんは1963年にハーレムのプロジェクトに暮し、翌年の暴動によってハーレムを出るものの、7年間をニューヨークで過ごしている。ハーレムを出た後もひんばんにハーレムに戻り、多くの写真を撮っている。その集大成といえるのが、この写真集。


昭和49年(1974年)に発刊され、36年振りの復刻だそう。ルイ子さんの他の本に収録されている写真もあれば、初めて見る写真もある。幼いズルは、おちんちん全開(笑)。


そんなズル(表紙の子ども)も含め、子どもが大好きなルイ子さんはハーレムの生き生きとした子どもたちを特にたくさん撮影している。だからタイトルは「ハーレム 黒い天使たち」。


* * * * * * * 

実はこのタイトル自体に、時の流れを感じる。今、ハーレムの写真集が出されるとしても、タイトルに「黒い」という言葉は使われないと思う。ページをめくると、その感はさらに強まる。白黒の粒子の粗い写真には、当時のハーレムの荒廃したアパートの前で遊ぶ子どもたち、にぎやかな商店街を出歩く大人たち、団地の集会所でのファッションショー、教会の礼拝に参加する人々、夏の野外コンサートに聴き入る人々などが写し出されている。


そういった光景の多くは、今のハーレムでもまったく同じように見掛けることが出来る。不変の日常の風景だ。変わったことと言えば、アフロヘアとブラックパンサーの消滅くらい。なのに「ハーレム 黒い天使たち」の写真には、むせかえるような「黒さ」があり、それは今のハーレムには、もう存在しない。


当時はまさに公民権運動のピークであり、特にハーレムでは1964年の暴動、1965年のマルコムXの暗殺と社会を大きく揺るがす出来事もあった。そういったことが、おそらく人々の意識に「ブラック・アメリカ」という概念を植え付け、覚醒させたのではないかと思う。それがハーレムという黒人の街の空気中に色濃く漂い、そこに居合せたルイ子さんもその空気に飲み込まれ、だからこそ出来上がった写真集なのだと思う。


※田村さん、本当にどうもありがとう!









↓ これは2003年に出版されたハーレムの写真集。この写真集の持つスキマ感が今のハーレムだと思う。「ハーレム 黒い天使」の濃密さと見比べると、とても興味深い。





↓ 今日のブログ、面白かったらバナーをクリックお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ    

************************************************************

★ハーレム(ブラックカルチャー)ウォーキングツアー

 ブラックカルチャーを100%体感できるスペシャル・ウォーキングツアー。
 ハーレム在住10年のガイドが黒人史からヒップホップ、レゲエ、差別問題まで
 ストリートを歩きながらじっくり解説。

★ブロンクス(HIP HOP)ウォーキングツアー
 ヒップホップ生誕の地でグラフィティ堪能!

★スパニッシュハーレム(ラティーノカルチャー)ウォーキングツアー

 ラティーノ文化まるごと体感!

●詳細はここをクリック

************************************************************
author:堂本かおる, category:ハーレム, 06:04
-, -
スポンサーサイト
author:スポンサードリンク, category:-, 06:04
-, -