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生活保護の是非〜シングルマザーと映画「プレシャス」
PRESIOUS映画「Precious」新聞広告


公開劇場数が600しかないのにボックスオフィス6位。上位ランキングの作品は劇場数が3000〜4000だから相当な健闘。ニューヨーク市限定ランキングだと4位。


これからしばらくはサンクスギビングで焼いたターキーを食べ続けることになる。けれど今年は美味しい焼き方を習得したし、クランベリーソースも手作りすると缶詰とはまったく違ってデリシャス、しかも本当に肉に合うのだ。


さて、サンクスギビング当日。うちにやってきた親戚や友人のうち、女性は全員がすでに「プレシャス」を観ていた。18歳、20代、30代、60代の黒人女性たち。


一通り感想を語り合ったあと、話題は「生活保護の是非」に移った。プレシャスの母親は生活保護に頼って生きている。これは黒人社会では当たり前に見られる現象。けれど生活保護の安易な支給は経済的な独立意識を人から奪う。それどころか生活保護を得ることを前提に生活設計を立てる者もいる。たとえば、「今、子供が2人いるけれど、もう1人欲しい。収入が××ドルで、家族数が●人に増えると、これと、あれと、あの福祉が受けられる」という具合。で、それは子供が成人するまで続く。そういった家庭環境で育った子供は、それを当たり前だと思い込む。


サンクスギビングの会話中、大卒で、そこそこ良い収入を得ている独身・子供なしの女性は福祉をカットするべきだと言った。「どんな状況であれ、生まれた子供は親が面倒をみるべき」というのが理由。ちなみに黒人社会では「独身・子供あり」の女性のほうが多数派かもしれない。


その場にいた夫が「じゃ、たとえば知り合いの女性のケース。中南米からの移民で、英語がまだうまくない。母国で高校を卒業していないために、アメリカでは仕事が見つからない。そこで高卒検定を受けようと補習クラスに申し込むと『検定補習を受けられる英語力がない。英語クラスを受け、その後に検定補習クラスに移るべき』と言われた。これでは高卒検定に受かるまで3年はかかるだろう。しかし、すでに子供がいる。この女性は生活保護なしには生きて行けない」。女性の子供はアメリカ生まれ(=アメリカ国籍保持者)なので、母国に帰ることは選択肢にない。


社会的に無力であり、自分の選択で人生を選べない子供には最低限の生活・医療・教育を与える義務が社会にある。子供にそれらを与えるためには当然、親も同じレベルの生活をすることになる。「この食料クーポンは子供名義で支給されているから、親は食べない」はあり得ない。「子供だけまとまもなアパートに住んで、親は近所のあばらやに住む」も不可能。


つまり行政は莫大な数の親子に生活保護を支給しており、それが行政予算を圧迫している事実がある。


私自身、周囲で福祉を受けている人たちを見ると、個々によってケースがまったく異なり、「福祉を受けて当然」と思うこともあれば、「福祉をアテにして生きているだろう」と思うこともあり、一言で福祉の是非を語れない。


そもそも全てが個人の責任とされるアメリカでは、明日、急に何かが起こって一文無しになり、福祉の世話にならざるを得ない可能性が誰にでもある。自分がそうなった時に、果たしてどう考えるだろうか。アメリカに於ける福祉政策、本当に難しい。




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author:堂本かおる, category:映画, 07:04
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