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エスニック・ヤンキーズ in ザ・ブロンクス
以下はメルマガとして発行したものです。

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       New York Black Culture Trivia #436
    ニューヨーク・ブラックカルチャー・トリヴィア

        祝・ニューヨークヤンキーズ優勝
      エスニック・ヤンキーズ in ザ・ブロンクス

            2009/11/05
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■「NYにはこれが必要だった!」

ニューヨークヤンキーズが優勝を決めた直後にテレビニュースを見ていると、夜中にもかかわらず優勝グッズ大セールをしているスポーツ用品店で買い物中のファンがインタビューされていた。その若い男性が、「ニューヨークにはこれが必要だったんだよ!」と言った。


まさにその通り。大不況でうなぎ上りの失業率。オバマ人気は陰りが見え、際どいところでニューヨーク市長3期目を死守したブルームバーグは、優れた市長ではあるものの、すでに新味に欠けている。(政治家に目新しさを求めるのもアメリカ人気質か。) 鬱々とまでは言わなくとも、なんだかすっきりしない空気に包まれていたニューヨークに、ヤンキーズはフレッシュな活気と期待感をプレゼントしてくれた。金曜日の優勝パレードは、めちゃくちゃに盛り上がるに違いない。


そんな背景があったからこそ、普段はスポーツにほとんど関心のない私までもがワールドシリーズを毎晩のように観た。すると、あることに気付いた。黒人選手がいないのだ。


昔、黒人選手は大リーグに入れなかった。1947年、名選手ジャッキー・ロビンソンが人種のバリアを破り、初の黒人大リーガーとしてブルックリン・ドジャーズに入団。その後、徐々に黒人選手の数は増えていくも、やがて黒人はバスケットボールに大きくシフト。野球界ではラティーノが活躍を始めることとなる。



■ヤンキーズの人種

ニューヨークヤンキーズ登録メンバー25人の内訳

・白人13人
・白人とタイのミックス1人
・ラティーノ8人
 ・ドミニカ共和国4人
 ・プエルトリコ2人
 ・パナマ1人
 ・メキシコ1人
・黒人1人
・黒人と白人のミックス1人
・日本1人

R. Canoラティーノ選手はアレックス・ロドリゲス以外の全員がそれぞれの国で生まれ、アメリカに移住。ロドリゲスのみ、ドミニカ共和国から移住した両親の元、アメリカで生まれたドミニカ系二世。(※プエルトリコはアメリカ領につき、正確には「国」ではない)


←ドミニカ共和国出身のロビンソン・カノ
 名前はジャッキー・ロビンソンに由来





■ヤンキーズの年収

25人中、過半数の13人が白人だが、9人いる年収1,000万ドル(10億円)以上の選手のうち、白人は2人のみ。


年収トップ9

アレックス・ロドリゲス(ドミニカ共和国系) $3,300万ドル(33億円)
デレク・ジータ(黒人/白人)        $2,160万ドル
マーク・テシェラ(白人)          $2,063万ドル
A.J. バーネット(白人)           $1,650万ドル
CC セバシア(黒人)            $1,529万ドル
マリアノ・リヴェラ(パナマ)        $1,500万ドル
ホルヘ・ポサダ(プエルトリコ)       $1,310万ドル
ジョニー・デイモン(白人/タイ)      $1,300万ドル
松井秀喜(日本)              $1,300万ドル



■ドミニカ共和国から選手を「輸入」

現在、ほぼ全ての大リーグチームがカリブ海のドミニカ共和国に選手養成校を持ち、野球王国ドミニカから優秀な若者をアメリカに「輸入」している。成功すれば、これ以上はないというほどのアメリカンドリームの体現者となり、芽が出なければ「負け犬」として祖国に「返品」されてしまう過酷なシステムだ。今年、そんな知られざる大リーグ事情を描いた「Sugar」という映画が公開されている。

映画「Suger」公式サイト(英語)
http://www.sonypictures.com/classics/sugar/


家族や祖国の期待を一身に受けてアメリカにやってきたドミニカの若い選手たちは、まずはマイナーリーグに配属される。そこからメジャーに上がれるのはほんの一握り。昇格できなかった選手は米国滞在ビザを剥奪され、それでも「今さら貧しく仕事もない祖国には帰れない」ことから、ドミニカ系移民の多いサウスブロンクス(奇しくも憧れのヤンキーズスタジアムのそびえ立つ街)に集まり、違法滞在者として暮しているのだという。



■ヤンキーズの使命

ちなみにヤンキーズは優秀な選手獲得のために、全米各地、カリブ海各国から選手を選り抜き、大リーグの中でもっとも多額の契約金を選手に支払っている。その結果、現在、地元ニューヨーク出身の選手は皆無。アレックス・ロドリゲスは唯一のニューヨーク生まれだが、4歳でいったん祖国ドミニカに戻り、その後はマイアミで育っている。


以上、どれも優勝が決まったばかりのおめでたい時に言うことではないのかもしれない。けれど、もう一言。ゴージャスな新スタジアムを建て、優勝を果たしたヤンキーズの今後の使命は、地元サウスブロンクスへの支援だろう。サウスブロンクスはラティーノが人口の64%を占め、平均世帯所得20,000ドル(200万円)、全米一貧しい地区として知られる。


To Yankees,
Thank you!
... and support the community!



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author:堂本かおる, category:エスニックカルチャー, 11:17
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