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外から見る「日系ブラジル人帰国支援金」問題。
今朝、ニューヨークタイムズに、かなり驚かされた記事があった。日系ブラジル人への「帰国支援金」だ。このニュース、寡聞にして知らなかった。


見出しは
「日本は外国人労働者を帰国させ、戻ってこさせないために金を払う」
Japan pays guest workers to go, and not return


写真は日系ブラジル人男性の妻。泣いている。夫婦揃って失業したとはいえ、今さらブラジルに帰って職があるか不明で不安らしい。


見出し、写真ともに「帰国支援金」に対して、かなり批判的なトーン。
で、中身を読んでびっくり。見出しのままの内容。一度はビザを出して入国させながら、金払うから出て行け、二度と戻ってくるな。???????


実はタイムズの記事を読んでからネットで日本の記事を探し、「帰国支援金」という言葉を見て、さらに驚いた。英文記事には「支援」に相当する言葉はなかったのだ。だってこれ、「支援金」じゃなくて「手切れ金」でしょうが。


アメリカにいる私は日本の雇用状態、外国人労働者問題をリアルには知らないし、タイムズの記事がすべてを伝えているわけでもないと思う。それでもこの帰国支援金の基本的な考え、とんでもなく違和感を感じる。記者も同様らしく、「長期的に見ると、高齢化社会で労働力不足に陥る日本にダメージを与えるだろう」と書き、武蔵大学助教授の「日系人に対する侮辱」という発言を引用している。


衆議院議員で元厚労相の川崎二郎の発言がたくさん引用されていて、それを読んで、またまた驚いた。「日本は多民族社会になるべきじゃないと思う」 川崎議員はアメリカの移民問題がトラブりまくっていることを、その理由に挙げている。確かに、アメリカの移民問題はむちゃくちゃになっている。けれど多民族社会であることがアメリカの強みであり、そもそも国の成り立ちが、異なる民族の集合体なのだ。


背景がまったく異なる日本はアメリカの真似ばかりしてもダメなのは本当だけれど、これほど地球が狭くなっている時代に「多民族社会になるべきじゃない」っていうのは凄い。


つい最近もブログに書いたけれど、公民権運動、ゲイの結婚、国家の多民族化……こういうことって異常に強く反対するグループがいて時間がかかるものの、いつかは成ってしまうのよ、好むと好まざると。だから強固に反対するだけエネルギーの無駄だと思うのだ。(議論もなしで即決OKしろと言っているわけではないよ。)


日本の未来を憂う。本気で。草薙くんのハダカ問題に費やすエネルギーをもっと有効に使おうよ。


いやはや。あまりに驚いたので、思わず書いてしまった今日のブログでした。まる。



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author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 15:26
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