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オバマ就任式を、ブロンクスの裁判所で見た。
就任式の瞬間、またもやブロンクスの裁判所にいたんですなー。裁判所といっても家庭裁判所なので、待ち合い室にはテレビが設置してある。(刑事裁判所だとテレビなど当然置いてない。)


結構、広い待ち合い室が、あの瞬間はかなり混んでいた。ブロンクスという土地柄、ラティーノと黒人が圧倒的に多くて、弁護士には白人も多いけれど、アジア系はほぼ皆無。


11時45分頃、画面にオバマが登場すると、拍手が起こった。宣誓が終わった瞬間には、さらに大きな拍手が巻き起こって、「オバマ!」の掛け声もあった。ふだんはこんなふうに騒げないし、大声を出したりしたら廷吏(というより、コートオフィサーといって法廷専門の警官とも言える。銃を持っているし、防弾チョッキを着ている者も。)に注意されるはず。ところが今日はコートオフィサー自身が画面に見入っているのだ。ちなみにコートオフィサーもほぼ全員が黒人かラティーノ。弁護士や裁判所職員も分厚いファイルを抱えたままテレビを見つめている。


演説が始まると、あちこちから「シーッ!」の声が上がった。オバマ大統領の言葉に無言でうなずきながら聞いている人も多い。


そんな中、複数ある小さな法廷ではそれぞれ裁判が進行中で、一件終わるたびにドアが開いて、廷吏が「イサベラ・モラレス!」とか、次の件の当事者(家庭裁判所なので「被告」ではない。)の名前を叫ぶ。それでも他の人たちは画面のオバマを見つめ続ける。


オバマが「責任」という言葉を出した時も人々は真顔で聞き入っていた。横にいた夫がささやいた。「ここにいる人たち、家族に対する責任感がないから(問題になって)、呼ばれてるんだよね」。


オバマのスピーチの最中、わたしの横でテレビを眺めていた若いラティーノの女性のところに官選弁護人らしき年配の女性がやってきて、ちょっとした打ち合わせをしていた。話の内容から、若い女性は自分の子供に対する親権を放棄するらしいことが分かった。


極度の貧困(が原因の育児遺棄)や犯罪、またはアルコールやドラッグなど何かしらの問題を抱えて子育てが出来ない親は、家庭裁判所にひっぱられて親権を剥奪されることがある。裁判への出廷命令が出て、どう考えても親権保持の可能性がないと思われる場合、自ら親権放棄を申し出ることがある。


その若い女性は新しいおもちゃの箱を抱えていた。きっと子供への最後のプレゼントなのだろう。子供自身は裁判には出廷しないけれど、関係者に頼めば渡してもらえるはずなのだ。


彼女は、いったいどんな思いでオバマのスピーチを聞いていたのだろう。


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author:堂本かおる, category:2008大統領選・政治, 14:28
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