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映画「グラン・トリノ」マイノリティ・ギャング
Gran Torino最近、オバマのことばかり書いているので、たまには映画について。


「グラン・トリノ」
クリント・イーストウッド監督主演作
デトロイトに住むガチガチの人種差別主義者の老人と、隣りに越して来たアジア系移民一家の物語。

日本ではゴールデンウィーク公開

クリック 映画「グラン・トリノ」
日本版公式サイト





ウォルト・コワルスキー(イーストウッド)は、かつて朝鮮戦争に出兵した退役軍人で、その後は長年、自動車工場に勤め、今は隠退して悠々自適の身。けれど息子一家とはうまくいかず、最愛の妻は亡くなってしまった。おまけに、かつては「アメリカ人」の街だった地元から白人はどんどん出て行き、移民たちが大量流入。ウォルトの隣りにもモン族の一家が越して来て、ガンコな人種差別主義者のウォルトは、ますます面白くない。


モン族とは、本来は中国に暮していたところを政府によっておもにラオスに追い出され、ベトナム戦争時に大変な思いをした挙げ句、一部がアメリカなどに移住している民族。ウォルトの隣家もアメリカ生まれの10代の子供たちと、英語を話さない両親、祖母が同居。


物語のバックグラウンドになるのが、モン族のギャングたち。貧しい移民の子供として貧ち、高等教育を受けてそこねた彼らは、黒人やラティーノの若者と同様にギャング団を作り、お互いに反目し合っている。そのギャングが、ウォルトの隣家の息子タオにちょっかいを出し、それを偶然にも救ってしまったウォルトに、隣家が一家総出でフレンドリーになり、ウォルトは辟易してしまうのだ。このあたり、なかなかユーモラスなシーンもある。


* * * * * 


ウォルトはポーランド系で、友人にはイタリア系、アイルランド系がいる。皆、白人ではあっても、白人ヒエラルキーの中では下層に置かれたエスニックなので、おたがいに「ポーランド野郎」「サノバビッチ・イタリアン」と荒っぽく罵り合いながらも仲が良い。


ウォルトは隣家と仲良くなった後もアジア系を蔑称である「gook」と呼び続け、名前が覚えられないものだから、「ミス・ヤムヤム」などと勝手にでっち上げたあだ名で相手を呼ぶ。これはリアリティーだと思う。生まれてからずっと70年間も人種差別主義者でマイノリティーと交流したことのない者が、いきなりリベラルなマナーを身につけることは出来ないわけで。


結末は、ここには書かないけれど「ビミョウかな」と思った。これは映画なので、つまり現実に基づいたストーリーであっても、しょせんファンタジー(架空のお話)なので、そういう意味ではとても良く出来た結末だと思う。


ただし、モン族に限らず、黒人であっても、ラティーノであっても、地元の質の悪いギャングをなんとかしたいと思っている人たちにとっては、「ギャング駆逐には、これしか方法がなかったのか?」という、もや〜んとした思いを抱かされる結末。しかも、ヒーローはやはり白人なのね。う〜む。


とはいえ、映画としてはとても面白い。モン族の少年タオと、その姉スーを演じた二人がとても良いし、ギャングの面々はファッションや顔立ちが日本のヒップホップ少年と類似していて笑える。あと、ウォルトの飼っている犬のデイジーがとても芸達者で泣ける。


ちなみにクリント・イーストウッドは共和党員なので、オバマではなくマケイン支持だったそうな。
(ついでに、5人の女性との間に7人の子供を作ってます。)



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author:堂本かおる, category:エスニックカルチャー, 02:17
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