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映画「Shooter」を観る
映画「Shooter」を観た。

「トレーニングデイ」のアントワン・フークア監督の最新作。米軍ナンバーワンの腕を持つシューター(狙撃手)が政治の謀略に巻き込まれるポリティカル・アクション・スリラー。

プレビューを見たとき、「トレーニングデイ」で嬉々として悪役を演じ、アカデミー主演男優賞を取ったデンゼル・ワシントンと、あの作品の過剰なまでの暴力と、そこから生じる爽快感(と同時に後味の悪さ)を思い出した。これは観に行かなくちゃ、と相成った。

そういえば「トレーニングデイ」で地元のギャングスタを演じていた男性のひとりボーンは、実は俳優ではなく元ブラッズ、つまり本物の元ギャングスタだ。彼は出所後に映画撮影現場で裏方の仕事を見つけた。そこでフークア監督と知り合い、「トレーニングデイ」撮影時に、LAのコンプトンで<ギャングスタ・コーディネイター>をつとめたそうな。

ボーンは、そんな成り行きから自分が生まれ育ちギャングスタとなってハバをきかせたコンプトンの歴史に興味を持ち、ドキュメンタリーを作ってしまった。彼が地元の年配者(今は普通のおじいさんにしか見えないけれど、もちろん元ギャング)にインタビューすると、「あの頃、コンプトンは白人の街で、黒人は映画館に行くにも自衛のための集団でなくてはならなかった」という答が返ってきて、ボーン自身が驚いていた。(ディープ……)

ちなみに彼が作った「Basterds of The Parties」のタイトルの所以(ゆえん)は、ブラッズ、クリップスという2大黒人ギャンググループはプラックパンサーの伝統を引き継いだものだという考え方。basterdは私生児、partyは政党のこと。

話を元に戻して。

こんなふうに濃い背景を持つフークア監督だけれど、彼はいわゆるブラックムービーに固執するつもりはなく、いろいろなジャンルに挑戦している。今回の「シューター」も、主役はマーク・ウォールバーグで、ヒロインも白人。黒人の主要キャラはダニー・グローバー。政府の要人で、こいつが悪役。このあたり、黒人監督としては逆に気の利いたセンスだと思う。

とはいえ作品としての出来は、やはり秀作「トレーニングデイ」の方がちょっと上かな?

邦題は「ザ・シューター 極大射程」???? 日本では6月公開だそうです。
author:堂本かおる, category:映画, 05:00
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