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アンチ・トランプは、アメリカ式きっついユーモアで。

アンチ・トランプは、アメリカ式きっついユーモアで。

 アメリカではアンチ・トランプ運動が延々と続いている。と言うよりアンチを唱えねばならない発言・行動・政策「オバマに盗聴された」「オバマケア撤廃→最悪の改定案」「トランプとロシアの繋がり」「超ゴルフ三昧で税金大浪費」などなど連日留まることを知らずに飛び出し、アンチを唱えても唱えてもキリが無いのだ。

 硬派なジャーナリストは真っ向から挑む。MSNBCのアンカーマン、ローレンス・オドネルは今夜の番組で自身の背後に「TRUMP GUILTY」(トランプは有罪だ)の大きな文字を写し続けていた。

 1月の大統領就任式翌日に「ウィメンズ・マーチ」を主宰した4人の女性活動家(パレスチナ系、アフリカン・アメリカン、ラティーナ、白人)はその後も「女性のいない日」など大規模な抗議活動を企画、実践し続けている。

 その一方でユーモアを武器にする人々がいる。以下は最近見掛けた「ちょっと欲しくなる」アンチ・トランプ・グッズたちだ。


■スーパーサイズ・ザ・レジスタンス



 3月16日、米国マクドナルドのツイッター公式アカウントにトランプをディスるツイートがなされた。

 「ドナルド・トランプ。実際、君はどーしようもない大統領だ。で、我々はバラク・オバマに戻ってきて欲しいわけ。あと、君の手は小さいよね」

 マクドナルド社は即刻このツイートを削除し、「何者かにハッキングされた」とコメントしたが、ネットでは「社内の誰かだよね」と囁かれている。

 このニュースを見たテキサスのある小さな会社が、マクドナルドのデザインを使ったアンチ・トランプ・グッズのブランド "Supersize the Resistance" (特大サイズの抵抗)をこれも速攻で立ち上げ、売り出した。ブランド名やTシャツに印刷されているフレーズはアメリカでのマクドナルドのキャッチフレーズや関連映画のタイトルに搦めたものだ。さらに「バラク・オバマに戻って欲しい」と書かれたトートバッグもある。

 レジスタンス(抵抗)を謳う割りにライトなデザインだが、収益は全額トランプ政権が廃止しようとして物議を醸している貧困層への食事配達サービス "Meals on Wheels" に寄付される。


■カボチャとパンツスーツ

 趣味の絵本をあれこれサーチしていて見つけたのが、この『The Pumpkin and The Pantsuit』(カボチャとパンツスーツ)だ。表紙には「実話に基づく」と書かれており、物語はこんなふうに始まる。

 「ごく最近のこと、それほど遠くはないところにカボチャとパンツスーツが暮していました」「ふたりは同じ輝く夢を持っていました」「ふたりとも大きくて白い家に住みたかったのです」…以下、ふたりが “白い家” を勝ち取るためにキャンペーンを繰り広げ…………


The Pumpkin and The Pantsuit


絵本のトレイラー。ビヨンセやファレルも登場

 この絵本はCNNのコメンテイター、ヴァン・ジョーンズの「今回の選挙を子どもにどう説明すればいいのだ?」という声に端を発して作られた。全米の(少なくとも半数の)家庭の親が同じ悩みを抱えていたのだ。


 収益はやはりNPOの "Children's Defense Fund" に寄付される。



大人向けにパロディ塗り絵も出ている。「ストレス解消にどうぞ」と書かれているが…



■ペットショップのウィンドゥに……

 この犬のオモチャを初めて見たのは昨年、大統領選真っ盛りの9月にワシントンD.C.に旅行した時だ。ホテルの近くのペットショップのウィンドウに飾られていた。その時はトランプとヒラリーだけだったが、後にニューヨークのペットショップでバーニー・サンダースを見掛けた。


写っていないがバーニー・サンダースもいる


 そして最近のこと、マンハッタンのチェルシーにあるペットショップでなんと新製品ビル・クリントンとプーチンを見掛けた。好評なのか、どんどんラインナップが広がっている。しかしオバマ大統領だけは無いようだ。犬に齧られてボロボロになるのが偲びなく、あえて作っていないのではないだろうか。(発売されれば買って、猫には与えず飾るのだが)


これは……


 メーカー "FUZZU" のウエブサイトには、哀れ犬や猫に弄ばれる政治家人形たちの写真がアップされている。


■怒れ、そして笑え。さらば道は開けん。

 今回のレジスタンス(抵抗)は長引く。眉間に皺を寄せ、拳を振り上げてアンチ行動を続けると同時に、こうして息抜きもしなければやっていられないではないか。だからこそトランプ、コンウェイ顧問、スパイサー報道官はもとよりイヴァンカ、2人の息子、果てはセッションズ司法長官のパロディまで続出する今シーズンの『サタデーナイトライブ』は記録的な高視聴率を稼ぎ出しているのである。民よ、怒れ、そして笑え。さらば道は開けん!





連載「ヒューマン・バラク・オバマ・シリーズ」
第15回「オバマ大統領が書いた絵本『きみたちにおくるうた―むすめたちへの手紙』 」+(バックナンバー)





ハーレム・ツアー(ブラックカルチャー100%体感!)
ゴスペル・ツアー(迫力の歌声を全身にあびる!)
スパニッシュハーレム・ツアー(ラテンカルチャー炸裂!)
ワシントンハイツ・ツアー(スペイン語の街 "In the Heights"はここで生まれた!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:堂本かおる, category:トランプ, 17:01
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