RSS | ATOM | SEARCH
2日連続で起った警官による黒人殺害事件 〜 ルイジアナ州・ミネソタ州

7月5日、ルイジアナ州バトンルージュで黒人男性が警官に射殺される事件が起った。

 


路上でCDを売っていたアルトン・スターリング(37)が駆け付けた警官によって地面に押さえ付けられ、身動きできない状態で至近距離から数発撃たれて死亡したのだ。

 


一部始終が現場に居合せた人たちによってビデオ撮影されており、即日、全米がそれを見て大騒ぎとなった。

 




事件の詳細もまだ不明な翌6日、今度はミネソタ州で車を運転中の黒人男性が警官によって射殺された。その様子は車に同乗していた恋人が撮影し、ライブストリーミングしたため、またしても大騒ぎとなっている。

 


恋人がビデオの中で語った内容によると、車のテールランプが故障していたために警官に停められた際、運転していたフィランド・カスティル(32)が許可証のある拳銃を所持していることを警官に告げ、免許の類いをサイフから取り出そうとした瞬間に警官が数発撃ち、カスティルは死亡したとのこと。


恋人が撮影したビデオ(閲覧注意)

 

 

どちらも今後、捜査が為されて詳細が報道されるはずだが、黒人市民による抗議運動がすでに始まっている。

 


大統領選まっただ中につき、ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプ両候補の対応も待たれる。

 


いずれにせよ、警官による黒人射殺事件が無くならない根本の理由は「警官の訓練不足」ではなく、「警官が抱える黒人への恐怖心」だ。

 


これまで何度もあちこちで書いたように思うが、警官たちもかつては「アメリカの普通の子ども」「アメリカの普通の若者」として、周囲から「黒人は怖い」というメッセージを受けて育っている。警官となり、容疑者と相対する際のスキルを訓練されても無意識下に染み込んだ恐怖心は無くならない。銃を持つ警官の黒人への恐怖は、黒人の殺害にいとも簡単につながってしまう。

 


つまり、アメリカ人の日常生活が人種を超えて平等になり、黒人へのステレオタイプが完全に払拭されるまで同様の事件は起り続ける。道のりは長い。

 


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
・ハーレム・ゴスペル・ツアー

・ハーレム・ブラックカルチャー100%体感ツアー
ハーレムをじっくり歩き、迫真のゴスペルを体感!
http://www.harlemjp.com/
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

author:堂本かおる, category:アメリカ文化・社会, 12:46
comments(0), trackbacks(0)
Comment









Trackback
url: http://nybct.jugem.jp/trackback/1173