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- ハイチ、ドミニカ共和国、キューバ音楽の融合。
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2011.10.02 Sundayクリオール・クワイア・オブ・キューバ
ハイチ人ミュージシャンの知人が知らせてくれるイベント、いつも用事があったりで行けない。今回も。残念。ニューヨーク近郊在住で興味のある人はぜひ。
クリック:クリオール・クワイア・オブ・キューバ公式サイト
※昔、サトウキビ農園で働くためにキューバに移住したハイチ人の末裔たちによるクワイア。ハイチ、ハイチの隣国ドミニカ共和国、キューバの音楽の融合。
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- ハイ、チャイニーズ!〜子どもを叱るの巻
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2011.04.24 Sunday以下のジャーナル、アップしてから補足が必要に思えたので、書きます。
ハーレムなどアジア系の少ない街に住むと、「チャイニーズ」と呼ばれることは珍しくありません。ニューヨークのアジア系の中では中国系の人口が最も多く、ハーレムも含めてどの地区にもテイクアウトの中華料理屋が必ずあるため、とりあえず最も馴染みのあるアジア系が中国系なのです。そこで「アジア系=チャイニーズ」となります。
なので、私も普段は通りすがりの男性に「チャイナ」などと呼ばれてもいちいち訂正しません。キリがないからです。けれど今回は相手がまだ小学生だったので、あえて説明しました。アジア系にも多彩なエスニック(および出身国)があることや、他人を人種やエスニックの名称で呼びつけることの不躾さを教えること、そして何より同じ学校に私の息子も通っていることが理由です。
子どもたちが私の説明によって、人種やエスニックについて年齢相応の理解をしてくれたことを望みます。
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少し前、所用があって夫と共に息子の小学校に出掛けた。学校はハーレムにあり、生徒の多くは黒人。アフリカン・アメリカンが多く、アフリカ移民の二世も少々、カリブ海系は少数。あとラティーノがそこそこ。私の知る限り、黒人とのミックスはいても純粋な白人、アジア系は皆無。
廊下で夫(黒人)、インド系の先生と話をしていると、3年生のクラスが通りかかった。知っている女の子(黒人と白人のミックス)がいたので「ハーイ」と手を振ると、その子も手を振り返してくれた。そのまま先生と話を続けていると、誰かが「ハイ、チャイニーズ!」と言った。振り返ると1人の背の高い男の子がこちらを見ている。先頭を歩く先生(白人)には聞こえなかったらしく、そのまま教室に向かっている。
先生に追い付き、「私は1年生の●の母親です。今、誰かが私に向かって『ハイ、チャイニーズ』と言ったんですけど」と言うと、先生は「……まぁ……誰なの?」と生徒に“やさしく”尋ねる。反応が薄過ぎるというか、全然、事態を把握していない。
なので列の中央、こちらを見ていた背の高い男の子に「あなたなの?」と訊く。するとその子は「違います。彼です」と、自分の前にいる背の低い男の子を指差す。腕組みしているその少年に「あなたなの?」と訊くと、ふてくされた顔で「No」とだけ言う。思いっきり有罪だ(笑)
「じゃ、誰なの?」とクラス全員に訊くと、少年の周囲の子たちが一斉に彼を指差し、「この子!!」と言う。クラスメートをかばう気持ちはゼロ(笑)。笑いそうになるのをこらえて、クラス全員にレクチャー。
「まず第一に、私は中国人ではなく日本人。第二にアジア系には日本、中国、韓国などいろいろあって、仮に私が中国人だったとしても、あなたにはそれを知る由もない。加えて、人をあんな風に呼ぶべきではない。失礼だ」。
先生は黙って眺めている。本来は教師がクラスを仕切るのであって、親が生徒に直接、こんな風に話すのはルール違反。けれど先生がアテにならなかったのだ。
ところで驚いたことが2つ。この子たちはまだ3年生なのに、ひとりは通りすがりの他人に「ハイ、チャイニーズ!」などと、ストリートのサグみたいに振る舞った。もうひとり、私が最初に嫌疑をかけた背の高い男の子(ごめんね)は、私のレクチャー後に「アイム・ソーリー」と言った。3年生なのに、友だちの失態を自分が謝ったのだ。なんて大人びた振る舞い。過去に何か、人種にまつわる体験があるのだろうか?
いずれにせよこの2人、まったく異なる面ではあるけれど、8歳にしては、それぞれに成熟し過ぎ。あぁ、ハーレム。
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- ワイクリフ・ジョン、ハイチ大統領の資格無し!
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2010.08.23 Mondayハイチ選管が「ワイクリフ・ジョンは大統領立候補の資格なし」と判定。選管は理由を公表していないが、ワイクリフはハイチ国籍保持者ではあるものの、「5年連続でハイチに居住」の条件から外れるためと思われる。ワイクリフは「法的機関を通して立候補の道を探る」とコメント。
If I was President(もしボクが大統領だったら)2006
※まだドレッドロックだった頃
「大統領としての政策:教育、職、他」2010
※政治家スーツ着用
ワイクリフは常に「ハイチのパスポートをキープしている」と言い、「ハイチ国籍をキープしている」とは言わない。移民、特に開発途上国からの移民にとってパスポートは非常に重要なものなので、単に言い回しの問題なのか、それとも?
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- スパングリッシュな脳みそ
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2010.04.11 Sundayラティーノたちがしゃべっているのを横で聞いていると、スペイン語と英語が縦横無尽なのである。英語でしゃべっているかと思えば、急にスペイン語に切り替わって、また英語に戻ったりする。英語にスペイン語の単語が混じり、スペイン語に英単語が混じり、さらにはスペイン語と英語が混ざってできた独自の単語もあるらしい。
移民の両親のもとにアメリカで生まれたか、子供の頃に移住して来た人たちに起こる現象なのだけれど、本人たちが、どんな風に脳みその言語スイッチを切り替えているのか不思議。本人に聞いてみると、「習慣っていうか、自然にそうなる」とのこと。
話変わって。
昨日の夕食時、パスタをフォークで食べていた。あっさり平らげ、食べ足りない感じ。で、キッチンに行き、フライパンからパスタをお箸でお皿によそう。無意識にお箸を握ったままテーブルに戻り、そのままお箸でパスタを食べていた。すると息子が「ボクもチョップスティックス使いたい」と言い、それで自分がお箸を使っていることに気付いた。そして、「あ。これがバイリンガルってことか」とも思った。ラティーノたちも、こんな風にスパングリッシュをしゃべっているのだろう。
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- カリブ海出身インド系ニューヨーカー
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2009.12.31 Thursday
1月に、ニューヨーク市内のジャマイカという地区で行われる「西インド・エキスポ」のフライヤ−。「西インド諸島」とは、ジャマイカを始めとするカリブ海諸島。なのに、このフライヤーの人たち、サリーとか着てます。わけわからんですね。
これ、コロンブスの失敗が後世に残した混乱。コロンブスはカリブ海諸島に辿り着き、そこをインドと勘違い。後年、インドは東にあることが判明し、カリブ海諸島はしかたなく「西インド諸島」に名前を変えられた。
ところがカリブ海諸島にインドからの移民が続々とやってきて、だから現在、特にトリニダードやガイアナには東インド系西インド諸島人が存在する。
彼らが、これまたニューヨークに続々と移民してきたものだから、ニューヨークには東インド系コミュニティと、西インド諸島インド系のコミュニティが両方ある。……書いていてもワケわかんなくなりますが、実際にご当人たちを見ると、二者は異なるエスニックグループだと納得します。
おまけとして、インド系移民はパキスタン系、バングラデシュ系と共に「南アジア系移民」とここでは呼ばれるけれど、西インドに対しては「東のインド」と言われます。あー、ややこしい。
というわけで、年の瀬にまったく関係ない話題でしたが、ニューヨークは面白い事象がつきないってことで。
今朝、タイムズスクエアに ?車爆弾? が発見されて数千人が避難するも、ただの止めっぱなしの車と判明。クリスマスのアフリカ人テロリスト「パンツ爆弾犯」(気の毒な命名 by メディア)の影響で大ゴトになりました。明日のカウントダウンも警備めちゃくちゃ厳しいようです。参加予定のみなさん、がむばってください。
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- エスニック・ヤンキーズ in ザ・ブロンクス
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2009.11.06 Friday以下はメルマガとして発行したものです。
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ブロンクス・ウォーキングツアー
ブロンクスをじっくり歩いてみよう。日本人ガイドが案内します
http://www.harlemjp.com/
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New York Black Culture Trivia #436
ニューヨーク・ブラックカルチャー・トリヴィア
祝・ニューヨークヤンキーズ優勝
エスニック・ヤンキーズ in ザ・ブロンクス
2009/11/05
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■「NYにはこれが必要だった!」
ニューヨークヤンキーズが優勝を決めた直後にテレビニュースを見ていると、夜中にもかかわらず優勝グッズ大セールをしているスポーツ用品店で買い物中のファンがインタビューされていた。その若い男性が、「ニューヨークにはこれが必要だったんだよ!」と言った。
まさにその通り。大不況でうなぎ上りの失業率。オバマ人気は陰りが見え、際どいところでニューヨーク市長3期目を死守したブルームバーグは、優れた市長ではあるものの、すでに新味に欠けている。(政治家に目新しさを求めるのもアメリカ人気質か。) 鬱々とまでは言わなくとも、なんだかすっきりしない空気に包まれていたニューヨークに、ヤンキーズはフレッシュな活気と期待感をプレゼントしてくれた。金曜日の優勝パレードは、めちゃくちゃに盛り上がるに違いない。
そんな背景があったからこそ、普段はスポーツにほとんど関心のない私までもがワールドシリーズを毎晩のように観た。すると、あることに気付いた。黒人選手がいないのだ。
昔、黒人選手は大リーグに入れなかった。1947年、名選手ジャッキー・ロビンソンが人種のバリアを破り、初の黒人大リーガーとしてブルックリン・ドジャーズに入団。その後、徐々に黒人選手の数は増えていくも、やがて黒人はバスケットボールに大きくシフト。野球界ではラティーノが活躍を始めることとなる。
■ヤンキーズの人種
ニューヨークヤンキーズ登録メンバー25人の内訳
・白人13人
・白人とタイのミックス1人
・ラティーノ8人
・ドミニカ共和国4人
・プエルトリコ2人
・パナマ1人
・メキシコ1人
・黒人1人
・黒人と白人のミックス1人
・日本1人
ラティーノ選手はアレックス・ロドリゲス以外の全員がそれぞれの国で生まれ、アメリカに移住。ロドリゲスのみ、ドミニカ共和国から移住した両親の元、アメリカで生まれたドミニカ系二世。(※プエルトリコはアメリカ領につき、正確には「国」ではない)
←ドミニカ共和国出身のロビンソン・カノ
名前はジャッキー・ロビンソンに由来
■ヤンキーズの年収
25人中、過半数の13人が白人だが、9人いる年収1,000万ドル(10億円)以上の選手のうち、白人は2人のみ。
年収トップ9
アレックス・ロドリゲス(ドミニカ共和国系) $3,300万ドル(33億円)
デレク・ジータ(黒人/白人) $2,160万ドル
マーク・テシェラ(白人) $2,063万ドル
A.J. バーネット(白人) $1,650万ドル
CC セバシア(黒人) $1,529万ドル
マリアノ・リヴェラ(パナマ) $1,500万ドル
ホルヘ・ポサダ(プエルトリコ) $1,310万ドル
ジョニー・デイモン(白人/タイ) $1,300万ドル
松井秀喜(日本) $1,300万ドル
■ドミニカ共和国から選手を「輸入」
現在、ほぼ全ての大リーグチームがカリブ海のドミニカ共和国に選手養成校を持ち、野球王国ドミニカから優秀な若者をアメリカに「輸入」している。成功すれば、これ以上はないというほどのアメリカンドリームの体現者となり、芽が出なければ「負け犬」として祖国に「返品」されてしまう過酷なシステムだ。今年、そんな知られざる大リーグ事情を描いた「Sugar」という映画が公開されている。
映画「Suger」公式サイト(英語)
http://www.sonypictures.com/classics/sugar/
家族や祖国の期待を一身に受けてアメリカにやってきたドミニカの若い選手たちは、まずはマイナーリーグに配属される。そこからメジャーに上がれるのはほんの一握り。昇格できなかった選手は米国滞在ビザを剥奪され、それでも「今さら貧しく仕事もない祖国には帰れない」ことから、ドミニカ系移民の多いサウスブロンクス(奇しくも憧れのヤンキーズスタジアムのそびえ立つ街)に集まり、違法滞在者として暮しているのだという。
■ヤンキーズの使命
ちなみにヤンキーズは優秀な選手獲得のために、全米各地、カリブ海各国から選手を選り抜き、大リーグの中でもっとも多額の契約金を選手に支払っている。その結果、現在、地元ニューヨーク出身の選手は皆無。アレックス・ロドリゲスは唯一のニューヨーク生まれだが、4歳でいったん祖国ドミニカに戻り、その後はマイアミで育っている。
以上、どれも優勝が決まったばかりのおめでたい時に言うことではないのかもしれない。けれど、もう一言。ゴージャスな新スタジアムを建て、優勝を果たしたヤンキーズの今後の使命は、地元サウスブロンクスへの支援だろう。サウスブロンクスはラティーノが人口の64%を占め、平均世帯所得20,000ドル(200万円)、全米一貧しい地区として知られる。
To Yankees,
Thank you!
... and support the community!
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- 男前のリスト
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2009.10.10 Saturday
というか、単に好みってことですが「顔」のハナシであって、人格や素行、アーティストとしての質は考慮なし。アメリカ人が少ないというより、カリブ海系が多いですな。
いずれにしても、中には「鑑賞用」の人も含まれている。だって家の中にこんなハデな顔の人がいたら、ちょっとイヤかもしらんから。……ワイクリフはいいかもね、かわいいし、すっかりお父さんになって地に足が着いているし。……いや、彼はそういうレベルではないのだけれど。
↓
クリック:ワイクリフは凄いのだ。「60ミニッツ・ビデオ」(英語のみ。すんまそん。)
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2009.08.27 Thursday
雑誌に GAP の新しいジーンズの広告があった。ジーンズのタイプ別に7人の男性モデルが横並び。白人6人、黒人1人、アジア系0人、白人の中にラティーノっぽい名前が1人、ただしスペイン系とかそんな感じでニューヨークの典型的なカリブ海系ラティーノではない。
その広告を眺めていた息子(5歳)が、「どの人が好き?」と訊く。
「うーん、正直、どの人も好みじゃないなぁ」と答える。
すると、写真の右側のモデルを指し、
「彼はマミーと同じベージュだから、どう?」ときた。
以前から息子の人種に対する認識の仕方、その変化を観察してきた私だけど(イヤな母親だ・笑)、ちょっと驚かされた。
1)左の黒人モデルはライトスキンで、息子のお薦めモデルは白人だけど日焼けしているから、ほぼ同じ濃さに写っている。それでも黒人と、非黒人の違いが分かっている
2)人種の違いを見極めたうえで、同じ(似た)人種でカップルになるべきだと、すでに考えている。……ん? 私と黒人の夫がカップルだということ、どう考えているのか? いや、単にマッチングゲームをしているだけなのか。(幼児の遊び。絵の描かれたカードを見て、同じ絵をマッチさせていく。)
いずれにせよ私と右のモデル、全然違う人種なんですけどね(笑)
アジア系のモデルが写っていたら、どう反応したか見てみたかった。
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- 国旗の在り方(もしくは利用法)by カリビアン
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2009.08.20 Thursday左からジャマイカ、バルバドス、アンティグア。
頭に巻いてるバンダナ、胸や腕に貼ってあるのはそれぞれの出身国の国旗
アメリカ生まれのトリニダード系二世たち。
「親父はトリニ生まれで、オレはアメリカ生まれ。だから両方の旗を身に付ける」
数年前にウェストインディアン・アメリカン・デイ・カーニバルで撮った写真。
今年もカーニバルが近づいてきた。9月7日。
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2009.08.03 Monday
9月のウエストインディアン・デイ・カーニバルの衣装を着けた子どもたち。
木曜日はサウスブロンクスの公園でオールドスクール・ヒップホップのDJイベント。
土曜日はブルックリン美術館で新進レゲエシンガーのコンサート。
どちらもニューヨーク市内なんだけど、場所が違えば音楽のジャンル、観客の人種やエスニック、所得層が全然違ってしまう。これが同じニューヨークだとは思えない。と同時に、これがニューヨークなんだとも思う。
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